みなさんこんにちわorこんばんわ! Takahiroです。
今回は俺にとって『いつかの憧れ』であるWD(旧日立 グローバル ストレージ テクノロジーズ)のエンタープライズHDDである「Ultrastar DC520 HUH721212ALE604(容量:12TB)」のレビューとなります。
多くを語る必要は一切ありません。
Backblazeの開催する『優秀HDD選手権』及び『ポンコツHDD選手権』では常に優秀HDD賞を獲得するのがUltrastarシリーズなのです。
自分の子供・孫の体育祭でのビデオデータ、大好きなセクシー女優さんのビデオデータなど、消えたら凄く困るデータを保管するなら絶対にUltrastar一択です。
俺にとっていつかの憧れ、Ultrastarをお見せしたいと思います。
BCNアワード2022で1位!(主に、青色と赤色HDDによるところが大きい???)
毎年行われるBCNアワード(HDD内蔵)
コレの2022年発表でWDが1位となりました。レジを通した数量でカウントするので正確なのは間違いないでしょう。
HDDの事、よく分からない・・・そんな人のためにザックリ説明すると”WDのHDDは色別に機能が別れています” 分け方は以下の通りです。
・青(Blue):標準、回転数が低いので速度が遅い、一部7200rpmモデルもある
・赤(Red/Red Pro/Red Plus):NAS用、24時間駆動対応、一部5400rpmモデル
・紫(Purple/Purple Pro):監視録画用、24時間駆動対応、一部7200rpmモデル
・黒(Black):標準、全モデル7200rpm
・金(Gold/Ultrastar):データセンター、24時間駆動対応、全モデル7200rpm
今回のUltrastarは『金(Gold/Ultrastar)』に属しています。24時間365日使用できるので、自分の用途だとどれ使えばいいのか分からないなら『金(Gold/Ultrastar)』を使っておけば間違いないと思って下さい。
ペリフェラル4ピンなら絶対に動きます(SATA電源は試していません)
BUYMORE秋葉原店の安いUltrastarだと『段ボール箱入り・代理店はテックウィンド』となっています。
気になったんでテックウィンドの製品HPを見ると
””最大250万時間のMTBFのUltrastarハードディスクドライブは、最も要求の厳しいストレージ環境で24時間365日常時稼働の信頼性と耐久性を発揮し、5年間の製品保証も付帯しています””
とあるので一応保証はあるようです。
まぁ・・・Ultrastarに故障は無いと思いますけど。
それに保証は無いより、ある方が精神的に安心ですよね!(普通に使っていればUltrastarが故障することはほぼ無いと思ってますけども)
ちなみに、このUltrastarですが製造は2021年8月16日・キャッシュメモリは256MBとなっています。
ちなみに、フィールドレイクが店舗に卸してる場合は東芝MGシリーズのようなちゃんとした化粧箱に入ってるらしいです。
テックウィンドだと、箱の中でHDDが揺れないようにHDD用ケースに入れたり・・・というようなことをしません。
初期不良は嫌だな~という方はフィールドレイクの方を選んだ方が良いかもしれません。
まぁ俺みたく「安ければいいやw」な人は財布と相談して下さい。
では、箱からHDDを取り出してプチプチを取って本体を見るとこんな感じになっています。
そしてHDDをめくってみると裏面はこんな感じです。裏面のネジ止め場所も同じです。
裏面でHDDを固定するかなり古いPCケースだと(頭を抱えて)かなり困るのは変わらないです。
ついでなので側面のネジ止め場所を確認すると東芝MG07(*ヘリウム充填モデル)と同じとなっています。
側面固定タイプのPCケースを使っている方は問題ありません。
ペリフェラル4ピンから電源を取れば絶対に動きます(SATA電源から直で供給するのは試していません)
懐かしく思う方も居るかもしれませんが、Ultrastarに『3.3V問題』というのがあったこと、覚えている方居ますか?
知らない方にサクッと説明すると””SATA電源ケーブルを接続しても、ドライブの電源が入らない(=認識しない)””というのをやらかしたことがあったんです。
ちなみに、今出回っている新品のUltrastar、及びPC電源で3.3V問題が起きることは無いはずなのでご安心を。
ただし、中古のUltrastar He10(HUH721010ALE600・P/Nが0F27452)を買う場合は3.3V問題に当たってしまうことも考えられますので充分注意して下さい。
・・・・・SATA電源の長さが足りないんで今回は”ペリフェラル4ピン→SATA変換”を使っています。そのついでに、ちょっと懐かしい話題を引っ張り出してみましたw
Ultrastarを超える品質のHDDは存在しないと実証されている
Backblazeの開催する『優秀HDD選手権』及び『ポンコツHDD選手権』においてUltrastarを超える品質のHDDは存在しないと実証されています。
赤で囲んだモノが『今、俺が使用しているHDD(メガスケールDC、ウルトラスターHC520)』、青で囲んだモノが『俺が使ってるHDDと同じシリーズのHDD(容量違い、MG07ACA12TE)』となります。
メガスケールDCの故障率(AFR)の低さを見て、色々突っ込みたくなったそこのあなた、触れてはダメだよ?今回はUltrastarの話題ですので。
残念ながら『今、俺が使用しているHDD(ウルトラスターHC520・HUH721212ALE604)』は導入後それほど時間が経っていないので評価がしにくいです。2年くらい経ってくれれば評価出来ると思います。
でも、7ヶ月で約11,970台中25台壊れてる・・・もう少し少ない方が良いですよね、10台以下なら「全然壊れてない、すげーーーーーーーーーーーーーーーーー!」と思えるのですが。
ほぼ同じ時期にほぼ同じ台数導入されたSeagateのST14000NM001Gは10,800台中72台壊れてる事を考えると
『HGSTの方が導入台数が多い。』
『壊れた台数がSeagateより圧倒的に少ないので性能だけみれば凄い』
と評価しても良いのだろうか?
性能比較
とりあえず、ベンチマークを回す前に温度を確認します。
ベンチマークを回す前に10分ほど放置しました。
PC構成
【CPU】AMD Ryzen7 3700X
【Cooler】Scythe 無限5 Rev.B + A-DATA VENTO PRO 120 PWM
【Memory】センチュリーマイクロ CE32GX2-D4U3200(DDR4-3200/32GBx2)
【M/B】ASRock X570 TAICHI(UEFI ver3.60)
【NIC】OnBoard
【Wi-Fi+BT】OnBoard
【VGA】ASUSTeK DUAL-RTX2060S-O8G-EVO(GeForce RTX2060Super)
【SSD(OS用)】キオクシア SSD-CK1.0N4P/N(NVMe・1TB)
【SSD(データ用)】SanDisk ExtremePRO(SATA・480GB)、Lexar LNM610-1TRBJP(NVMe・1TB)、WD SN750(NVMe・2TB)
【HDD】東芝 MG07ACA12TE(12TB)、MG03ACA100(1TB)、MD03ACA300V(3TB)、HGST HDS5C3030ALA630(3TB)、HMS5C4040ALE640(4TB)
【Optical Drive】パイオニア BDR-S11J-BK
【Case】FractalDesign Define R6 USB-C(TITANIUM)
【CaseFAN】Noctua NF-A14PWM x2、NF-P14s redux-1500PWM、
【PowerSupply】Seasonic SSR-650TR(80+TITANIUM)
【OS】Windows10 PRO_64bit
組み込み・・・かなり雑です。
10分放置してから、ベンチマークを回してみました。
ついでに、昔の東芝HDD(MG07ACA12TE・MN04ACA400)とも比較してみます。
見ての通りですが、Ultrastarは案外ランダム4Kリードライトが早いです。早いと言ってもSSDには全く勝ててませんけど。
そして、ヘリウム充填HDDなので温度が上がりにくいです。これが通常型HDDとの大きな違いですね。
でも東芝MG07の方が更に温度が上がりにくいみたいです。夏場は少しでも温度が上がりにくい方がいい・・・と思います。
ここ最近の大容量HDD(12TB以上)は殆どがヘリウム充填形になっていますがピンキリですので注意して下さい。ヘリウム充填形なら何でもいいというのは大きな間違いです。
痛い目に遭ってからでは完全に手遅れです。
そうなる前に、自分の用途に合った『(データセンター向け)HDD』を選択するようにして下さい!
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購入金額
35,980円
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購入日
2022年05月頃
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購入場所
BUYMORE秋葉原
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