テンキーのプログラマブルキーボードです。

ちょっとイレギュラーな使い方かもしれないのですがテンキーとしてではなく、パスワード入力をする「物理カギ」ユニットとして使用しています。

キーのひとつひとつにキー入力を予めプログラムできるので、対象の端末の USB にコレを繋いでキーを１つ叩けばパスワードが入力されて認証されるイメージです。

キートップにはテンキーパッドとしての機能の数字が印刷されてはいますが、搭載したすべてのキーに日本語109キーボードの機能を割り付けることができるようになっています。

プログラマブルキーボードなので、パスワードのような文字列を本体のメモリに記憶でき、電源も必要なく保管ができます。使う時に該当の端末に USB 接続し、キーを押すだけで内部に保存されたパスワードが端末に入力されるという使いかたです。

声に出さないので他人に知られることも無く、指の動かし方から盗み見られることもなく形跡もない、目で見て記憶されない、誤入力も無い、と完ぺきに近い作業を行うことができます。普段は鍵のかかったキャビネット等にしまっておくことで、オフィス内でも安全にパスワードの運用を行うことができます。

このテンキーは外部デバイスとしてではなく「キーボード」として認識されるのでデバイスドライバも必要なく、どの PC でも差し込むだけで使用することができるのもポイントが高いです。

外箱。

裏面。

内容物。

CD には専用ソフトが入っていて、このソフトを使ってキーの割り当てを行います。

上の画像では「password1234」というパスワードを入力した後に ENTER キーを押し下げるという動作を設定したものです。こんな感じで複雑にしたパスワードを記憶しておく必要が無いのでとても便利。

キートップにはアクリルカバーが取り付けられており、外すことができます。
このカバーの中に、何を割り付けたかを書いて挟んでおくことで分かりやすくなります。

なにに対してのパスワードなのかとか、「個人用」とか「認証キーワード」とか、端末名とか。

キーはメルブレン方式でストロークはかなり長いです。しっかりと押した感じがします。音もカチカチとはいいますが、そこまでうるさくない感じ。普通のキーボードと同等くらい。

テンキーとして普段使いできる他、切り替えるモードボタンもあります。

よく使うシェルコマンドなんかを記憶させておいても便利。