ものすごく小型のGM音源モジュールです。スイッチサイエンスで委託販売されています。
別途、USBケーブル(電源用)、ACアダプタ(スマホの充電器で大丈夫です)、MIDIケーブル、USB MIDI インターフェイス(PCから鳴らす場合)が必要です。
電源は microUSB
まず、microUSB コネクタをはんだ付けする必要があります。microUSB コネクタは電源に使います。MIDI データをUSBで受信できるわけではありません。それ以外のパーツは実装済みです。
電源スイッチは無いので、USBケーブルを接続すると電源が入ります。また、電源を入れるとLED1が光りますが、信号を入力しても点滅するわけではないようです。
電源に必要な電流は80~90mAしかないので、モバイルバッテリーでは勝手に電源が切れる場合があります。
MIDIポートはDINポートより小型なステレオミニジャックで受信します。microUSB ポートに近いほうがMIDIポートで、変換ケーブルが付属しています(推奨応用事例 RP-054 に規格が定義されているものです。ピンアウトは、5(信号)→T、4(リファレンス)→R、2(シールド)→S で、electribe 等で使われています)。
音声出力もステレオミニジャックですが、microUSB ポートから遠いほうなので間違えないようにしましょう。音量調節はありません。シンプルな構成です。
ワンチップGM音源
これはワンチップGM音源である Dream(フランス) SAM2695 をモジュールにしたもので、GM音源のほか MT-32 互換配列も搭載しています。ドラムセットは STANDARD、POWER、BRUSH、ORCHESTRA の4つと、CM-32L 互換配列(一部のみ対応)を搭載しています。ポリフォニーは64ボイス対応しているようですが、エフェクトありの場合は38ボイスまでとなっています。
データシートを見る限り GS の NRPN や SysEx に対応しているようですが、GS の拡張音色を使えるわけではありません。
SAM2695 自体はモノラル入力に対応しているようですが、MIDI野郎キットでは使用していません。
出音は超高域が乏しく、決して音質は悪くないのですが、澄んでいるようで暗めです。
筐体が入用なら別途用意
基板むき出しで使うのもちょっと不安なので筐体が欲しい所ですが、筐体は付属しません。必要なら別途用意する必要があります。大きさは公称44×30mmですが、実測43×34mmでした。
私はタカチ電機工業の PB7-2-4(PB8-2-5=旧型番PB-1 より一回り小さいスチロール製のケース)を使用しましたが、短辺がギリギリでねじ止めするときにナットが閊(つか)えてしまいました。
金属に穴あけができる人なら、ミント缶にぎりぎり(四隅の丸くなっている部分を除いて)入るかもしれませんが、やったことが無いのでわかりません。
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購入金額
3,500円
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購入日
2022年03月16日
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購入場所
スイッチサイエンス
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