Oculus (Meta) Quset 2
は、3万円台の出費で、充分実用に耐えるVR体験が出来る優れた端末だが、コストダウンのためにか、いくつかザンネンな部分があるデバイスでもある。特に装着に関する部分に「もっとがんばりましょう」なパーツ・デザインが多い。
そのひとつが、ゴム製のチープなストラップ(頭に固定するバンド)部分で、これは純正の「Elite ストラップ」
をはじめ、多くのサードパーティー製も含む、いくつかの選択肢の中から選んで改善が可能。
もう一つ装着感で言われている部分が、フェイスクッション部のフィッティング。
彫りが深く、鼻も高くて、頬の肉も厚い欧米人向けにデザインされているのか、鼻が高いわけでもなく、頬の肉も薄い東洋人の一定数では、顔とゴーグル部のフィッティングが悪いと言う意見がチラホラ。そしてこのことが、不快感だけではなくて、実際に不具合を引き起こす。
Quset 2には、ゴーグル内部に明るさセンサーが仕込まれており、これが明かりを検知すると、ゴーグルを「外した」と判断され、自動的にゴーグル内映像が消灯する。これは上手く反応したとしても、ゴーグルを付け外ししながら、現実界にメモった文字の羅列を確認しつつ、VR内で起動しているアプリのパスワード欄に入力したい場合などは、頻回に画面が点いたり消えたりして鬱陶しいし、動きのあるVRコンテンツを楽しんでいる際に、額の隙間から光が入って、VR映像が途中で途切れたりもする←これに関してはcybercatはセンサーをシールでふさいで殺してしまった。
また、鼻の部分の「えぐり」が大きく、そこをカバーする機能を持つクッションも鼻の部分が薄いのと、頬の部分の肉が薄いとゴーグルの形状と合わないので、ゴーグルの下側に隙間が出来てしまう場合がある。これはリアルさを求めたVR空間で活動しているときに、ふと目線「だけ」を下に向けると、ゴーグルの下端から現実界の床が見えることになり、著しく没入感を阻害する。
cybercatも以前Quset 2で試遊したときにそこが気になったのと、丁寧に使われ、使用回数が少ないようだとは言うものの、中古ということもあり、肌に触れるフェイスクッション部は、消耗品とみなして交換することにし、その機により遮光性が良いと言われるものに交換することにした。
それがioshare(もしくはCOSHARE) Oculus Quest 2フェイスクッションカバー。純正のウレタンクッションに被せて使う。ウレタンより吸湿性はなくサラサラしているが、夏の暑いときに使うと汗で滑ってしまうかもしれない(導入季節的に未経験)。
「取り外してしまう」ものではないが、本体の共用を想定しているのか、簡易的なケース入り
中古購入品もどこのか判らないカバーが付いていたが、今回の購入品は、とくに鼻のところのペラペラ?の形状が良いのと、目周辺をカバーする部分のペラペラのサイドに切り込みがあることで、よりフィット感が増して、下界からの光が入りづらくなっている(元々のウレタンの形状までは変わらないので、完璧ではないが)。
ウレタンと合体させると、鼻の部分はしっかり閉まる。脇の切れ込みもフィッティングに関与?
なお、今回クロスキーとしては当然のこととして黒を購入しているが、同メーカーには、ライトグレーとブルー、レッドがあるので、好みで選べば良いだろう...な~んて甘いことを言うと思ったか!愚かな!!黒だ、黒一色しか選択してはいけない。世のレビューを漁ると、ホワイトに近い色であるライトグレーでは、鼻のあたりのペラペラの部分のように薄いところから光が透けるし、青は目の端で色が見えるそうだ(赤の使用感はザンネンながら見つけられなかった)。VRは暗室の中で画像を見るようなコンテンツなので、ここは地味だと思ってもブラックしか選択の余地はない。黒は勝つ!
このカバー変更により、相当遮光性は上がったので、まぁ、満足。
ただ、cybercatの頬が薄いのだけは「補正」はできないので、目線を下に向けるとゴーグルが薄く浮いているのが目に入る(ゴーグル下端に光の縁取りがある)のは矯正しきれなかったが...
これ以上の改善は、ベースウレタン自体を別のシェイプのモノに換えるしかないかな。
鼻の部分の改善は大きい
ただ土台のウレタンの形状が変わるわけではないので、頬へのフィッティング改善はそれほどでもない。
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購入金額
1,088円
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購入日
2021年12月10日
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購入場所
Amazon
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