KINERAのイヤホンは,こちらのeイヤコラボの“KINERA Bd005E Red e☆イヤホン10th anniversaryモデル”に続いて,2機種目です.
このBd005eは,銀コートOFCケーブルを買ったら,1BA+1Dのハイブリッドイヤホンがおまけで付いてきた感じでした.
そのKINERAから,2BA+1Dのハイブリッドイヤホン中級モデルであるIDUMです.
ハウジングがIEM形状になり,樹脂形成も非常にきれいな高級感のあるモデルになりました.KINERA製とはいえ,2BA+1Dのハイブリッドで1万円後半ですから,期待できます.ケーブルも4芯の銀コートOFCです.
国内代理店のミミソラのHPで,“日本向けIDUNは海外(および中国本土向け)とはドライバーから変更されており、IDUN Deluxeと同等のチューニングとなっております”とのことです.
20-20kHz,32Ω,112dBという特性は,ごく一般的です.
色味は違いますが,QDCのNeptuneのフェースプレートに似たマイカを想像させるデザインで,高級感があります.
少し前にKZ AS16を持ち物登録しましたが,中華イヤホンは結局は聞かなくなるので止めようといつも思うのですが,KINERAならどうかと思い,そのデザインから買ってしまいました.
ハウジングは大きめですが,装着感は良好です.付属ケーブルも柔らかいので,取り回しも楽です.
音質は,2万円以下のハイブリッドイヤホンとしてはよくできたチューニングで,とても聴きやすいです.バランスのいいチューニングで,優しい音質です.この価格帯で解像度を求めることはしないと思いますが,モニタリングには向きには向いていません.
Bd005Eとは,格の違いを感じます.
ケーブルをDiamond Dustに変更すると,帯域的な変化はありませんが,更に美音になり,とても聴きやすいです.
雷切改への変更は,中域が明確になり,ボーカル用途に最適化されます.
IDUNはきちんとした音質のハイブリッドイヤホンで,2万円以下ならおすすめできるモデルに仕上がっています.
評判のいい銀コートOFC線にリケーブルすれば,価格以上の音質が得られる実力を持ったイヤホンです.
ただ,ケーブル沼に入らないためには,リケーブルと同じ価格帯になるQDC Neptune(BA)かUranus(Hybrid)を買ったほうが幸せになれます.
通勤途中でもしっかり音楽を聞きたいけど,2万円以下に抑えたい人には良い選択肢だと思います.見た目は,2万円以下のイヤホンには見えません.
過度な期待は禁物ですが,KINERAのチューニングは音楽のことをよくわかったいる人の仕事だと思います.
IDUNは2万円以下の価格帯ですが,5万円クラスの実力を持ったデザイン性にも優れるイヤホンでした.
-
購入金額
17,590円
-
購入日
2021年12月頃
-
購入場所
jive9821さん
2022/01/17
突いていると思います。
格安品でいえばTinHiFi、もう少し上だとSee Audio辺りは
なかなか聴かせる製品を出しているという印象です。
harmankardonさん
2022/01/17
KZ AS16とは全く異なり,きちんとした音質でした.
IDUNなら,中華イヤホンにまとめてしまうのは可愛そうです.