またしてもダイソーがやってくれました．1000円（税別）のTWSです．

BT5.0対応で，コーデックはSBCのみですが，再生時間は約10時間と謳われています．この再生時間は，イヤホン＋ケースの合計バッテリー容量換算で，イヤホンのみなら連続4時間です．充電しながら使えば，10時間という意味です．

7.5mmダイナミック型で，20-20kHz，32Ω，micro-Bの充電ケーブル付きです．

残念なのは，イヤーピースが1種類しか付属しないこと．サイズ的にはSサイズ程度で，小さめです．カナル型ですが形状的に奥まで入らないので，このイヤーピースで十分な人は少ないと思います．ワンサイズなら，Mサイズの柔らかめのほうが良かった気がします．

今までTWSはパスしてましたが，1000円で，しかもダイソーなので，試してみることにしました．

買ってきた状態でもバッテリー残量は十分あり，そのまま使用できました．BTの接続は，ケースから取り出すと自動的に電源がONになり，接続可能になります．この状態で，スマホなどからBTデバイスの検索をすると“TWS001“が見つかり，接続するだけです．一旦接続が済んでいれば，2回目からは自動接続してくれます．

イヤホン側に左右それぞれボタンが1つあります．押す回数や押す時間でいろいろな機能があるようですが，押しにくいので，左右どちらでも1クリックの再生／停止しか実用的ではない感じです．

では，音質です．イヤーピースはスパイラルドット(L)に変更しています．

第一印象は，1000円にしては普通というものです．変な癖もなく，一応低域から高域まで出ています．解像度もそこそこで，ボーカルの定位もあります．

安価なモニターライクなリスニング用中華イヤホンの典型的な音質です．1000円のケーブルD型イヤホンの音質は十分あります．

しかし，これで音楽を聴くには十分かと言われれば，十分ではないです．ケーブルの呪縛から逃れられるメリットはありますが，音楽を楽しめません．

Youtube，ラジオ，通話であれば，これで十分と思えます．または，ながら作業のBGM的な使い方．

あと，装着で気になったのですが，なかなかフィットする位置が決まらず，変な向きになりました．ここは，個人差が大きいので難しいところです．

ダイソーのTWS001は，オモチャではなく，本当のTWSですが，音楽用途には不向きでした．

でも，ちゃんとお手軽に使えるTWSでした．

1000円でなく，2000円とか3000円でも売れそうですが，ダイソー扱いだと初期不良しか対応してくれないので，1000円だからこそ意味のあるダイソーのTWSだと思います．