レビューメディア「ジグソー」

カメラの簡単ホワイトバランス調整

デジカメで写真撮影をして、実際にイメージしている(見ている)色と違うという事が多々あるかと思います。

 

ホワイトバランスが適正でない時に起きてしまいますが、オートホワイトバランスで撮っている限り避ける事が出来ません。
(あえて露出の話は省きます)

 

そこで撮影条件に合わせてカメラのホワイトバランスの設定をプリセットされている”太陽光”や”蛍光灯などに指定する事でかなり抑えられますが、それでも目に見えてイメージと違う時があります。

 

より細かくホワイトバランスを極力簡単に調整する機能が今のカメラには大抵ついています。

CANONでは「マニュアルホワイトバランス」、OLYMPUSでは「ワンタッチホワイトバランス」と呼ばれている機能です。

 

これらの機能を使い以前レビューした「シルクグレーカード」等を撮影し調整出来ます。

 

当時しばらくこの機能を使い撮影を行っていたのですが、RAW現像もする様になりカメラでの操作も面倒に感じ使わなくなってしまいました。撮影ボックス内で撮る事が多くなったのも一因にあります。

 

そして最近はブツ撮りを行なっていた部屋の関係で撮影ボックスを使わず部屋の電気や窓から入ってくる自然光で撮影する事が多くなり、また撮影した色がおかしい事が増えてきました。

現在ブツ撮りには OLYMPUS OM-D E-M10IIIを使う事が多くなり、「ワンタッチホワイトバランス」の操作が以前より簡単に感じ、また「シルクグレーカード」を使うようになってきました。

 

ただ室内では良いのですが、屋外ではシルクグレーカードの折れや汚れなども気になりあまり持ち出したくありません。いちいちスナップを撮るのにカードをゴソゴソ出すのも面倒ですしね。

 

そこで当時高価だったのでスルーしていましたが、レンズキャップに乳白色のドームが埋め込まれた製品があった事を思い出し探してみました。

 

すると以前エツミで扱っていたようですが、既に販売終了になっていました。

 

それでも流通在庫はわずかながらもあるようで、私がよく外で使っているレンズのフィルター径58mm(今回のレビュー品)と 62mmを見つけたので購入しました。

しかも発売当時は 8,000円以上していたので、めちゃくちゃ安く買えました。

更新: 2021/11/08

【外 観】

フィルターは二種類あり、最初からレンズキャップに付いているニュートラルフィルターと写真全体を温かみのある色調にしたい場合に使うウォームフィルターが付属しています。

フィルターを交換するには、キャップの裏側のリングを反時計回りに回すと外れるので、交換後リングを時計回りに回して固定します。

そのまま付けっぱなしにしてレンズキャップとしても使えますが、フィルターが出っ張っているので擦れ等考えると利用時のみ使う事になるかな。まぁそれでも紙のカードを持ち歩くより気が楽です。

更新: 2021/11/09
総評

カメラの性能が良くなっているので利用頻度は低いかな

OLYMPUS OM-D E-M10IIIで「ワンタッチホワイトバランス」を設定する方法ですが、以下の操作を行います。

 

1.[OK]ボタンを押し上下左右キー操作で「ワンタッチホワイトバランス1~4」の
  どれかに合わせる

2.[INFO]ボタンを押し、光源にカメラを向けて撮影する

3.確認画面が表示されるので、[OK]を選択する

 

 

以上で調整したホワイトバランスの設定になり、電源を切っても記憶されます。

 

ストロボなど定常光でなく光源に向けて撮影できない場合は、被写体に向けたり、白色の壁などにストロボ光を反射させて使います。ただし、環境により色カブリする事があるようです。

 

上の画像でも右側から障子越しの自然光と上から LED蛍光灯があり、どちらを向けるべきか迷い、今回は測光位置を右上側の白色部に合わせ被写体に向けてシャッターを切り調整してみました。

 

続いてオートホワイトバランス、シルクグレーカード & baLens(本品)で調整して撮影した画像を載せます。

 

オートホワイトバランス
オートホワイトバランス

シルクグレーカードで調整
シルクグレーカードで調整

beLensで調整
baLensで調整

 

オートホワイトバランスだけ明らかに色が違うのが分かりますが、シルクグレーカードと baLensで調整した画像は私なんぞではほとんど違いがわかりません。

Photoshopの詳細情報からレベル情報を抜き出しても、シルクグレーカードと baLensは似たような波形になってます。

 

室内であればシルクグレーカードと baLensを使った調整の手間はどちらでも大して変わらず、色カブリのリスクを考えたらシルクグレーカードを使った調整の方が確実そうです。

 

baLensは当初の予定通り屋外で利用したいと思います。

もっとも屋外ではオートホワイトバランスでほぼ問題なく、色味を変えたい時にはプリセットされているものを使用するので使う事はほぼないかな。

実際は旅行先などで屋内や暗めの場所で使う事になるかな。

  • 購入金額

    1,300円

  • 購入日

    2021年11月07日

  • 購入場所

    Amazon

18人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • ホーリーさん

    2021/11/14

    atsuo@tokyoさん
    こんにちは

    僕も、この商品は注目していたんですが、楽天では値段が4000円以上で保留していました。
    アマゾンでは、こんなに安く買えるんですね。早速注文しました。
    丁度、62mmのレンズキャップを無くしたところでした。

    ありがとうございました。
  • atsuo@tokyoさん

    2021/11/14

    > ホーリーさん

    定価を考えると 4000円でも安いのですが、類似品の価格を考えると
    ちょっと手を出すには躊躇う値段ですよね。

    私は最初に商品名が分からず Yahooショッピングで送料込み 2000円台
    のモノを見つけたのですが、商品名が分かると最安はAmazonでした。
    こういう変わったモノは Amazonは強いですね。

    参考になったようで何よりです。

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