今回、ノートPC
のレビューをすることになったので、手配した温度計。
ノートPCは、かつての旧名「ラップトップPC」の名の通り、膝の上に置いて使うことがあるもの。
短パンやミニスカートなど肌を出した形で、その上に直接PCを載せて使うことはあまりないかもしれないが、逆に膝下以上に長いパンツ等を履いているときの方がむしろ、直接肌に触れていない分、低温やけどになる可能性がある。
それもあって、今までかつて入手した赤外線式温度計
で、高負荷時の温度を計測し、機器のどのエリアが熱くなるのかを調査してきたわけだが、
3年半振りのプレミアムレビュー選出にあたり、「温度計新調するか」と。
今まで使っていたのは、測定範囲は-33℃~220℃と広いものの、測定精度は「読み取り値の±2%または±2℃のどちらか大きい方」であり、結構アバウト。
一方、ここのところの新型コロナウイルス蔓延によって、非接触型体温計のニーズが爆発的に高まり、それにつられて?非接触型温度計類のラインアップもかなり拡充されてきて、良いモノが安くなってきたので。
今回購入したのは、小林薬品株式会社が取り扱うRABLISS 非接触赤外線温度計 KO132。
今までのものと比較したメリットとしては、なんと言っても測定精度。公称最大許容誤差±0.2℃で、10倍よく、たしかに同じポイントを複数回測ってもほとんど数値は動かない。
あと、
・測定結果表示画面がバックライト付き(しかも温度によりバックカラーが変わる)で見やすい
・ハンドガン型で狙いがつけやすく、測定しやすい
・物体温度モードと表面温度モードの切替可
という今までにない利点もある。
高温になると色が変わる(沸騰後の湯沸かしポット測ったら振り切れたw)
ただ
・ハンドガンの「銃口」にあたる部分が結構太く、ピンポイントの狙いがつけづらい
・物体温度モードと表面温度モードがあるが、前者はどれほど「中」の温度なのかが不明瞭
・温度により変わるバックカラーはどこが基準か明記されていない
という欠点もある。
表面温度モード(Surface temp)、切替直後は何もカワラン...
さらに
・本体のプラ部分の質感や銀色のラベルのセンスは、相当「いにしえの」センス
・そのラベルの貼付精度や、ボタンの押したクリック感は、「縁日のおもちゃ」レベル
・電池の入れる向きは非常に判りづらい
といった、ややモノとしてザンネンな部分も。
さらに、物体温度モードと表面温度モードがあって、バックライトの色もそれらしい区分(36℃行かないとグリーン、38℃あたりではオレンジ、40℃越えたあたりで赤)、さらに説明書の「特徴」の部分に「触れずに測定 衛生面を考慮した非接触タイプです」との売り文句まであるのに、「本器は表面温度を計測し測定する製品です。医療用の体温計ではありません。」と逃げを打っていることがさらにザンネン。
販売元は、新型コロナウイルス簡易キットやウイルス対策用シールドも販売する会社なんだけどなぁ...←体温計と勘違いされても文句は言えないよな...HPの商品説明でも「衛生用品」のカテゴリにあるし。
ま、レビューの目的は果たしたわけですが。
【仕様】
測定範囲:0℃~80℃
測定距離:3~5cm
測定時間:約1秒
オートパワーオフ:15秒
測定精度(最大許容誤差):±0.2℃
メモリー機能:32回の測定結果を保存
使用電池:単4形乾電池 2本(別売)
使用環境:16℃~35℃ RH≦85℃
保管環境:-25℃~55℃ RH≦90℃
製品サイズ:149mm×95mm×43mm
製品重量:106g±3g
付属品:取扱説明書
見やすい画面とハンドガン形は使いやすい
一方、「銃口」の部分が結構太く、LEDポインターなどもないので、ピンポイントの狙いはつけづらく、「どのポイントを測定しているのか」というのはややアバウト。
おもちゃっぽい
プラ部品の造作や、ラベルの貼り付け方の精度、ボタンの押した感触が「昭和感」ある。
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購入金額
2,347円
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購入日
2021年09月17日
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購入場所
Amazon
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