レビューメディア「ジグソー」

軽量で多機能な無料コード エディター

Windows Subsystem for Linux (以降WSL)と連動させたくて導入しました。

WSL を簡単に説明すると、Windows の中に Linux を入れて稼働させるものでしょうか。

 

趣味で行っていた WEB 開発のコーディングは全てテキストエディタで行っていました。

本番環境の Linux に WinSCP でアクセスし、直接 PHP ファイルを開いてテキストエディタで編集するという方法でやってきました。

 

同じようにエディタで修正するなら多機能なコードエディタへ切り替えよう。そのように思ったので本ソフトの導入に踏み込んだわけです。 

 

公式サイト

https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code

 

今後IT系エンジニアは、このVSCodeを使っていくのが主流になるのではなかろうか。

とはいえ、各種言語に沿った専門知識が無いと全くわからない可能性もある。

企業に属していて中堅以降のプログラムスキル(最低1言語は習得していて、多言語でも初級クラスなら応用が利くレベルくらいか)を持った方が使うのが適していると思われる。

言語パックの日本語化が一部適用されていなくて、英語のケースがあるが・・・大体は専門用語。なんとなくフィーリングでカバーしたりググればよい。向上心さえあれば割となんとかなりそう。そんな印象を持っています。

とはいえ、ソフトウェアを作成した企業が Microsoft だから、明らかにバグなのに仕様だと突っぱねる姿勢はあるかもしれない。(脆弱性は対処してくれるとは思うが)

リスクとしてそのようなことがあるので、大規模案件で使用するとクリティカルなトラブルが発生する可能性もあるかもしれない。

更新: 2023/04/05
やってみた

拡張機能で便利になっていく。

■WSL環境


 

 

以下は WSL の環境が構築済みというのが前提条件です。

おそらく、前提知識が無いと構築すら難しいものになっています。

 

WSL 環境は本番環境と同じような構成で作成してあるため、WSL はローカル開発環境という位置づけになります。

 

なお、用語として下記の使い分けをしております。

Windows:フォルダー

Linux:ディレクトリ

意味は同じですが、混在しているのでご注意ください。

 

まずはインストール。

デスクトップにショートカットアイコンを作成する項目のチェックが外れていました。

これにチェックを入れました。

 

起動します。

 

 

そもそも、このソフトウェアは全て英語です。

初回起動すると親切に日本語に変更する言語パックをインストールするよう促されます。

 

 

インストールすると再起動されて、日本語化されます。

ここで左端アイコンの■が4つあるものを選択します。

 

 

 

拡張機能のインストール画面です。左上部から”remote"と入力しEnter。

”Remote Development"というものを選択してインストールします。

なお、これは拡張パックなので上部の4つの”Remote ~"というのが自動でインストールされます。

 

 

 

問題なくインストールが完了すると、上部のものもインストール済みになります。

左端の■4つアイコンの下にあるアイコンをクリックします。

 

 

これはリモートエクスプローラーの画面です。

”リモートエクスプローラー"と記載の右にあるプルダウンから”WSL Targets"を選択します。

すると下部にインストール済みの WSL が表示されます。

ここでは”Ubuntu”をダブルクリックします。

 

 

新たにウィンドウが開いてエクスプローラー画面が表示されます。

”フォルダーを開く”をクリックし、WSL 上のディレクトリパスを入力し”OK”をクリックします。

 

 

VS Code が WSL 機能 を使用してよいかの確認です。

”はい”を選択すると WSL 側に影響を及ぼす操作が実施されます。

"いいえ"を選択した場合、指定したディレクトリパスの配下にあるファイル群を参照出来ます。

通常は"はい"を選択するはず。

 

Windowsのエクスプローラーのように、指定したディレクトリパスのファイル群がツリー状に表示されます。

今回指定したディレクトリは NAS 上にある Git で管理しているものです。

WSL 上で clone(コピー)されたものが配置されており、VS Code で参照すると Git の操作も可能になる優れものです。

 

 

 ■ESP-IDF環境


 

ESP-IDF は”ESP-IoT Development Framework” の略です。
ESP32を開発した Espressif Systems 社が公開しているESP32向け開発環境です。

導入すれば、Arduino IDE ではなく、VSCode でビルド出来るようになります。

 

VSCode で ESP-IDF拡張機能「Espressif IDF」を検索してインストールします。

 

インストールが終わると左下に「ESP-IDF Explorer」アイコンが追加されるのでクリックする。

先ほどインストールしたのはプラグイン。次に環境をインストールする。

下記のような感じで選択した。選択バージョンは最新、【ログインユーザー】となっているのは各環境毎で変わります。

インストール時にコンパイルしているようで、それなりにCPUリソースを使用していました。

厳密に見ていませんが、だいたい10~20分くらいかかったと思います。

 

参考サイト:https://developer.mamezou-tech.com/blogs/2023/02/19/esp-idf-vsc-extension/

 

★2023-03-09追記

・ESP8266だと対応していないのかな?PlatformIO IDEになる?わからん。

・v1.5.1だと問題ないが、v1.6.0へアップデートするとコマンドパレット(Shift+Ctrl+P)から「>ESP-IDF Welcome」が使えなくなる。バグか?

プロジェクトなどが新規で作れなくて地味に辛いのですが・・・。

 

 

 

■ PlatformIO IDE


 

VSCode で「PlatformIO IDE」を検索してインストールします。

 

あとは下記の参考サイトを見て設定作業を行う(書くのが面倒になったので丸投げ)

参考サイト:https://docs.leafony.com/docs/environment/esp32/platformio/

 

これから購入予定の開発ボードが PlatformIO を使用するため、事前にサンプルプログラムをコンパイルしてみたり操作間を覚えるために事前に勉強する。まぁ、製品が届くまでの間に。

 

 

 

 

しかし・・・Python とか Node.js とか VSCode を経由してどんどん導入しているが、このソフトウェア、すごいな。

電子工作系だと Arduino IDE ほぼ一択だと思ってたが、慣れたエディタで使うのが一番よい。

各種言語のCore部分をインストールすれば、ソースコード部はVSCodeでコンパイルや実行はCore部分に丸投げしているようなので、エディタ環境が変わらないのも好感が高い。

OSは問わないから、世界標準的なエディタになってもおかしくない気がする。

 

あとはソフトウェアのエディタによくあるようなマクロ機能。

なにをするためのマクロか、具体的な分類はわかれるかと思うが、単純なコマンドラインのスクリプト実行が出来たら便利だよね。そしてそれをショートカットキーとして割り当てられたら非常に楽な気もする。

更新: 2023/04/05

Linux上でも使用可能

Ubuntuでも利用できる模様。

シリアルポートは root ユーザーしかアクセス出来ないようなので、下記のサイトを参考にして一般ユーザーでも読み書き出来るようにするといい感じでした。

参考サイト:https://netlog.jpn.org/r271-635/2013/01/ubuntu_usbserial_minicom.html

 

9999はUSBシリアルポートのベンダーとプロダクトを指定。

lsusbなどで事前に調べる。

$ sudo vi /etc/udev/rules.d/50-udev.rules
KERNEL=="ttyACM*", ATTRS{idVendor}=="9999", ATTRS{idProduct}=="9999", GROUP="uucp", MODE="0666"

 

GitHubやマイクロソフトユーザーでログインしておくと、拡張機能を同期出来るので異なる環境でも楽にセットアップ出来る。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2021年09月11日

  • 購入場所

    Microsoft

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