以前レビューした「サンワサプライ モバイルディスプレイ DP-01」の後継機、「サンワサプライ モバイルディスプレイ DP-02」のレビューになります。
前回同様、今回もサンワサプライ様からレビュー用に製品提供頂いてます。
良く使うポート類が左側へ纏められて更に使いやすく!
先ずはパッケージ。DP-01は真っ白な箱にラベルのみでしたが、DP-02ではラベルの代わりにイメージ写真になりました。
蓋を開けるとシュリンクされた本体と説明書(2枚)が見えます。
内容物一覧。モニタ本体+スタンドカバー、両端USB Type-Cなケーブルと、Type-A-Type-Cケーブル、HDMIケーブル、そして取説2枚。
以下の写真ではスタンドカバーに本体をセットしてありますが、開封時は別々に入ってます。
カバーの上端と、モニタ本体の上端が磁石でくっつく感じです。
DP-01に比べると、DP-02のカバーはカバー底面側とモニタとのくっつきが弱めに感じます。
本体向かって右側面下部側。
左からアップダウンボタン、電源ボタン兼用の設定・決定ボタン、USB Aポート。
DP-01ではアップダウンがジョグ式のダイヤルボタンになってて、押し込むことで設定ボタンの動作になっていたので、この辺りの操作は大きく変わった感じがします。
本体向かって左側面下部側。
左からHDMIポート、USB Type-Cポートが2つ、イヤホンジャック。
Type-Cポートはどちらに挿しても自動的に入力判定してくれますし、PD給電する場合はどちらに電源用ケーブルを刺してもOK、とDP-01よりも使い勝手が良くなりました。
ただし、PCからの映像出力をHDMIケーブル、タッチ操作をType-A-Type-Cケーブル、と言う組み合わせでタッチパネル操作を行いたい場合は、タッチ操作用のType-A-Type-Cケーブルを、HDMI寄りのType-Cポートに接続する必要があるようです。
(Thunderbolt/DisplayPort Alternate Modeに対応しているPCの場合は、両端Type-Cのケーブル1本で映像出力もタッチパネル操作も可。Type-Cポートもどちらを使っても可。)
付属カバーはDP-01同様、簡易スタンドになっていて2段階の角度調整が可能です。
奥の溝に立てると鋭角に。
筆者宅では専ら、こちらの角度で使用されることが多いですね。
基本的には前機種であるDP-01と同じような感じですが、PD給電と映像入力が左側に寄せられるなどの改善点が見られます。
DP-02で気になったのは、カバーの磁石がDP-01に比べて弱めになってる事ですね。
本体を支える背面側上部の磁石はDP-01同様にしっかりとしているのですが、画面をカバーする側、スタンド時底面になる側のカバーの磁石がかなり弱いです。
DP-01の時に割としっかりくっついてて、若干剥がすのに苦労する事もあったので、カバーを開けやすいという意味では改善なのですが、少々弱すぎて画面側を下向きで持ち上げた際にカバーが勝手に開いてしまう事が少なからずありました。
まぁ、画面側上にして持ち歩けば別に困るような事では無いのですが……
この辺りのさじ加減は、なかなか難しそうですね。
せっかくなのでDP-01とDP02の比較を。
カバーをした状態での比較。
ほぼ同じに見えますが、カバーの折り目位置が変更されているのが見られます。
本体背面の支えになる部分がDP-02の方が広いようですね。
モニタ本体の比較。
重ねてみると、DP-01の方が僅かに幅が広いようです。
メーカー公称値としては……
DP-01がW368×D225×H9mm、700g
DP-02がW360×D231×H10mm、約860g
との事。
DP-02の方が160gばかり重いようですが、持ち歩いた感じでは差は感じられませんでした。
その他、最大消費電力が7.5Wから10.8Wに増えているようですが、これに関しては画面がタッチパネルになった事が影響していそうですね。
付属のType-A-Type-CケーブルのType-Aコネクタの内部色は紫でした。
紫色って何だっけ?って思ったりもしましたが、そもそもUSBの規格で内部色定まっていないので、特に何かあるわけでも無さそうです。(USB3.0対応だと青い場合が多い、と言うだけで、その青色ですら特に規格で定められてる訳では無いようです。ややこしいですね……)
タッチパネルになってPC操作も便利に!
DP-01同様に今回もDELL Vostro15 7000(7580)の外部モニタとして使用します。
VostroのThunderbolt出力が本体右側、モニタの入力ポートは左側、と言うことで以下のような感じに。
DP-01のようにDP-02をVostroの左側に置いてみようかと思ったのですが……
付属ケーブルがDP-01より短くなってて届かない!?
以下はDP-01のケーブルで繋いでみたところ。
手前に置いてあるのがDP-02のケーブル。
予想してなかった所での困ったちゃん。
まぁ、必要なら長いケーブル別途用意しろ、って事ですかね……
ちょっと残念。
タッチパネル操作については簡単に動画にしてみました。
ちゃんとタッチ操作で動いてますよ、程度なので期待せずに(w
Vostro本体側はタッチ操作には対応してないので、DP-02繋いでそちらでタッチ操作出来るのは便利ですね。
そっちに慣れすぎると、間違えてVostroの液晶も突いちゃいそうだけど(w
任天堂Switchと繋いでみる
DP-01同様、PC以外にも任天堂Switchを繋いで遊んだりも可能です。
ただしSwitchを接続した場合は、タッチパネル操作は出来ません。
Switch繋いだ時もタッチパネル操作出来ると最高なんですけどね。
モニタに繋いで遊んでる時に文字入力しようとすると、カーソル移動しか出来なくなっちゃうし。
まぁ、これについてはSwitch側が対応してないので、どうしようもないですが(^^;
後、Switch繋いで遊んでて気がついた事が……
最小音量がDP-01よりもかなり大きいです。
音量0と1の間に3段階くらいは欲しい感じ。
まぁ、せっかくのタッチパネルなのにSwitchに繋ぐのメインにするには勿体なさ過ぎますけどね……
まとめ
一言で言えば、DP-01の使い勝手の良さはそのままに、タッチパネル対応して便利になりました、って感じですね。
DP-01がタッチ操作に対応しました、くらいのイメージでしたが、細々と改良された部分もあり。
ただ私的には、最小音量が大きくなったのや、カバーの磁石が弱まったのとかが、ちょっと残念なポイント。
タッチパネルになった事で、PC接続時の操作感は飛躍的に向上してますね。
マウス2画面分移動させるよりも、画面突いた方が速いですし(w
全てにおいてタッチ操作が良いって訳でもないので、そこはマウスと併用での使い分け。
なお、PCとの接続時はPCから電力供給されるので補助電源不要ですが、Switch等ゲーム機と繋ぐような場合は補助電源が必須です。(PCでも給電非対応だとか出力不足の場合は補助電源が必要です。)
今回はSwitchとの接続時に、同サンワサプライのUSB PD対応AC充電器 ACA-PD80BK を使いました。
PD45Wですが、かなりコンパクトです。
画面についてはDP-01同様に綺麗だと思います。
ThunderboltやDisplayPort Alternate Modeに非対応なPCとも接続が可能だし、付属ケーブルだけで映像出力とタッチ操作が賄えるようになってる点は評価したいですね。
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購入金額
0円
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購入日
2021年08月03日
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購入場所
サンワサプライ
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