いわゆるクローン作成対応のHDDスタンドは、過去にも購入しています。
しかし、これらは割合古い製品で、エラーセクターが存在するHDDでクローンを作成しようとすると、エラーで停止してしまうという問題があります。また、通常のHDDスタンドとして使った際にUSB 3.0接続はサポートしているものの、UASPは非対応です。
そこで、そのうちこれらの弱点を解消したものが安く見つかれば買い換えようと思っていたのですが、意外にもごく普通の家電量販店でそれが見つかったわけです。
箱に書かれている説明で、旧世代製品の弱点となる部分がきちんと解消されていることがお判りいただけるかと思います。
添付品は最小限となる、ACアダプター、USB 3.0ケーブル、説明書のみとなります。
購入価格からすれば文句なし
ここで本体を見てみましょう。
本体表側にコピースイッチ、裏面にUSB端子と電源端子、電源スイッチがあるという、この類の製品として標準的な仕様となります。
ただ、ここでふと気がついたのはHDDスロットが1箇所しかないということです。実はこの製品、本体に可動部分があるのです。
表側を引っ張ると、このように2台目のHDDを装着できる空間が現れます。HDDを1台だけ使う場合には広げずにおいておけば、スペースが節約できるわけです。
今回はLet'snote CF-NX3に内蔵しているSSD、Crucial MX300 275GBをCrucial MX500 500GBに移行するために使いました。きちんと所要時間を計測したわけではありませんが、以前の製品よりは速度が向上したように感じられました。
クローン作成時の使い方は、表面のコピースイッチを長押しして開始して、進捗を表すインジゲーターが止まった時点で完了というものです。
また、USB接続時の速度ですが、これもなかなか良好でした。HDDを接続する限り、SATAに直接接続するのと大差ない程度の速度は確保できているようです。以下はWesternDigital WD Red WD80EFAXをこの製品に装着して計測したベンチマークテストの結果です。
この結果を見る限りでは、UASP対応の意味は十分に感じられそうです。
今回はHDD1台用のスタンドとしても安いくらいの価格でしたので、この内容であれば全く文句がない出来です。
今後はクローン作成、HDDのUSB接続を問わず、この製品を主に使っていくことになりそうです。
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購入金額
1,546円
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購入日
2021年01月26日
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購入場所
ケーズデンキ
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