たまたま特売品を見つけて買ったBlu-rayディスクです。
英国のロックバンドQUEENが開催した、フレディ・マーキュリー存命時最後となる日本公演を収録した作品となります。もっとも、実際には「最後の日本ツアー」を収録したというのが正解であり、本作に収録されているのは1985年5月11日の代々木公演、日本ツアーの最終日は同年5月15日開催の大阪城ホール公演でした。
収録曲は1984年リリースの「The Works」までの曲となります。実はこのツアー終了後にリリースされた「One Vision」が私にとっては初めてリアルタイムで聴いたQUEENの楽曲となるわけですが…。
詳細は以下の写真でご確認ください。
22曲収録していますが、合計88分と案外短い収録時間です。特典映像等もなく、ライブが通して収録されているだけとなっています。
資料として楽しむべき
一応Blu-rayということで、フルHDで収録されてはいるのですが、当時そこまでの解像度で収録されているはずもなく、アップコンバートにより高解像度化した映像です。そのため、画質に関してはDVDでも十分間に合う程度のものです。
Blu-rayは原則的にスクリーンショット不可ですので、以下にPCディスプレイの表示をiPhoneのカメラで撮影したものを掲載しておきます。
音の方も、元々きちんとしたライブ盤として制作する予定はなく、あくまで記録として残されていたものなのでしょう。お世辞にも音質は良くありませんし、そもそもきちんとしたミキシングもされてはいません。せめて各メンバーのマイクの音をそれぞれきちんとミキシングしていれば、もう少し明瞭に聞こえるはずなのですが…。
また、同年7月に開催された音楽イベント「LIVE AID」出演により再びメンバー間の結束が強まったとされている彼らですが、その直前のこの時期は険悪ムードだったようで、演奏の方も何かまとまりを欠いている感はあります。フレディ・マーキュリーも高音部で無理をしない感がありありと出ていて、決してベストパフォーマンスではないと思います。
それでも、結果的にこれが彼ら最後の日本ツアーとなったわけで、この時期の新曲をライブパフォーマンスで披露したものが残っているだけでも貴重な記録です。
私自身、当時のQUEENにそこまで興味があったわけではなく、このような形でリリースされていなければ、耳にすることは叶わなかったでしょう。
発売されただけで感謝したい映像だというのは間違いありません。
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購入金額
1,672円
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購入日
2021年04月12日
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購入場所
TOWER RECORDS
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