私が現在乗っている車である平成18年式トヨタ・プログレ NC250は、CD・カセットオーディオやDVDナビゲーションが標準装備なのですが、これらはいずれも汎用性の無い専用設計のものとなっています。オーディオはともかく、ナビは載せ替えたいところなのですが…。

昨年の秋頃ですが、その専用設計のオーディオに内蔵されているCDプレイヤーが故障していることに気付きました。生憎購入時に付いていた36ヶ月保証が切れた後のタイミングです。

幸か不幸か、このオーディオでは9割方カセットアダプター経由のDAPを使っていますので、実害はさほど無かったのですが、たまにCDで聴きたいということもあり何とかしたいとは思っていました。

先日点検に出した際に確認してみたのですが、購入ディーラーで修理に出した場合、概算で4～5万かかるとのことでした。一度下ろして工場送りで修理となるため着脱工賃等もかかってしまい、どうしてもそれくらいになってしまうとのことなのです。実は今でも新品部品は出るらしいのですが、モノタロウの価格リストによると177,000円（税別）ですので、新品載せ替えはあり得ません。

そこで同型車の廃車部品を購入して載せ替えることにして、ヤフオクで早速調達してみました。プログレは車両形式がJCG10（2,500cc/FR）、JCG11（3,000cc/FR）、JCG15（2,500cc/4WD）に分類されるのですが、JCG11が専用設計（スーパーライブサウンドシステム）で残りは同仕様とのことですから、JCG10、JCG15から取り出したものかつ、出品されていた中で最も新しいものを選んでいます。

プログレのオーディオは、フロントパネルがエアコンの操作部と一体化されているため、このような形で取り出されます。

下半分がオーディオ用の端子板です。上半分はおそらくエアコン制御用とボディーコンピューター接続用ではないかと思います。

マウント金具で一体化されていますが、上下は全く別のものであることがおわかりいただけるかと思います。

上からの図ですので、このラベルはオーディオ側ではありません。あくまで上に載っているユニットの型番となります。今回届いたものの型番が「89530-51050」、元々搭載されていたものが「89530-51060」と少し異なるものでした。

この上に載っているユニットこそ、実はこの車の頭脳というべきボディーコンピューターそのものでした。これは元の車のものを使わないと、各種固有情報が別の車のものに置き換わってしまいますので、同じような修理をされるつもりの方はご注意ください。具体的には、走行距離データやリモコンドアロックの信号などが変わってしまいます。