最近、コンパクトデジカメの人気が再燃していますが、そのキーワードのひとつが「1インチセンサー」。
コンデジのセンサーといえば1/3.2インチくらいとかなり小さく、画質が悪くても仕方ない、という印象で、当時は1インチというのは大きめな部類でした。今ではAPS-Cとかフルサイズのコンデジもありますが、こういうデジカメはコンデジじゃなく、「レンズ一体型ミラーレス」みたいな印象があります。いまやiPhoneの方がセンサーサイズは大きいみたいですね。
Geminiで作成
そんな1インチセンサーを搭載して、ニコン初のミラーレスカメラとして登場したのが「Nikon 1」シリーズです。
ラインナップは、マニュアル撮影も可能なちょっとこだわり派向けのVシリーズ(1~3)、よりコンデジに近い気軽さのJシリーズ(1~5)、カラフルなSシリーズ(1~2)、そして完全防水の異端児SWという感じ。
ニコンミラーレスカメラ(旧製品)
このうち、最後発がJ5で、その1年前に出たのがV3。今見ても品質的にはかなり高い、COOLPIXのAシリーズ、Sシリーズに近いモデルでした。
実は以前からNikon 1 V1は所有していたんですが、このカメラは良くも悪くもコンデジの操作性を引きずっていて、一眼ユーザーだった自分からしてもとても中途半端。特にS、A、Mモードでの撮影がほんとにめんどくさくてやりにくかったんです(メニューに入って設定する方式)。
ですが、Vシリーズの末弟のNikon 1 V3は、V1がコンデジ、V2がグリップや軍艦部で一眼っぽさを出しつつまだ途中だったものを、マニュアル撮影機として完成をみることになったカメラと言えました。
当時はかなり高めでなかなか買えなかったのですが、今回程度の良さそうなものを見つけてやっとゲットできました。プレミアムキットのグリップだけない中古を購入したのですが、使ってみた感じ、Z6III使いの自分としてもかなり遊べそうです。
それに、V3を使ってみて、なんとなく最近感じていたカメラのつまらなさが少し解消されそうな気がしています。
・Dシリーズ、Zシリーズとの使用感の違い(Zの始祖として)
・V1からV3の進化
・JPEG、RAWの画質チェック
・カメラとしての魅力
・超望遠用カメラとしての期待値
いずれももう語り尽くされている話ではありますが、あくまで私個人の印象として綴っていきます。
ちなみに持っているレンズは、Nikon 1シリーズレンズ(CXレンズと呼ばれます)の
・18.5mm
・10-30mm
・30-110mm
の3本と、
・FT1(Fマウントレンズが使える純正アダプター)
・AF-S 55-200mm VRII
を持っています。
コンデジというよりは一眼に近い操作性
まずはV1とV3の違いから。V2はこれまただいぶ違うカメラなのと、使ったことがない(使うことも多分ない)ので割愛します。
V1の特徴
・バッテリーが一眼と同じEL-15シリーズで共用できる(分厚い)
・電子シャッターで音がしない
・電子ファインダーが内蔵
・マニュアル撮影も可能(ただしダイヤルではなくメニュー内)
・露出などのダイヤル調整は1つだけ
・モニターは固定
・焦点距離は2.7倍
V3の特徴
・バッテリーはコンデジなどと同じEL-20シリーズ(薄い)
・電子シャッターで連写が速い
・内蔵ストロボがある
・電子ファインダーが外付け(外せる)
・マニュアルモードダイヤルがある
・露出などの調整ダイヤルが2つある
・動画は1080 60Pまで
・モニターは固定
・焦点距離は2.7倍
大きな違いとしては、マニュアルモードの使いやすさと、バッテリー変更に伴う厚みの違い、でしょうか。EL-15はD750もZ6IIIも採用していて、それ以前のD80、D7000も同じだったので、実はずっと同じものを使い続けて来ています。
ただ、それ以上にV3の方が遥かに設定や調整が便利。というか、V3を触ると、V1はコンデジの延長でしかありません。それがいい面もありますけどね。
設定にしても、Zシリーズに連なる機能が盛り込まれています。
面白いのは、「絵作り」という専用メニューが用意されたこと。ここではホワイトバランス、ISO感度もそうですが、Picture Controlという機能があります。これ、Z6IIIで追加されたNikon Image Cloudの機能と似てるんですよね。
もともとニコン機が持っていたフラット、ビビッドとかとはちょっと違う位置付けで、Zシリーズに繋がる「色や絵だけを設定する機能」をあえて用意したところには、ニコンの意思を感じます。
シャッタースピードは最高1/16000、ISO感度は最高12800まであります。ただ、感度の方は1インチなのでかなりきつめ。晴天の屋外ならいいでしょうが、それ以外の用途だとアップ目の写真は厳しいです。
それを理解した上であれば、コンデジにはないレンズを変える楽しみ方がすごく広がるカメラだと思います。
1インチセンサーの割には粘ってくれてると思う
画質については、もう何年も前にレビューがあります。ただ、発売当時のプロの声よりは、自分がみて感じた印象の方が信じられる。カメラを売りたい時期のレビューですから。
なので、作品でもなんでもないですが、自分なりの評価をしてみたいと思います。なお、色味はいじっていませんが、画像サイズはZIGSOW向けにかなり小さくしています。
まずは、10-30mmの画像。換算27-81mmという一般的な画角ですがこれまで持っておらず、先日ふらっと立ち寄ったフジヤカメラでこのレンズを見つけて、思わず衝動買いしてしまいました(ネットには載っていませんでした)。
Nikon 1のレンズって、本来は全部リコールレベルのとんでもない爆弾でして、ほとんどのレンズが絞り不良でまったく絞りが動かなくなります。この10-30mmもほとんどがそう。
原因はわかっているのですが、あまりにレンズが小さく、交換必須の部品がものすごく小さいギヤなので、直すのも簡単ではないんです(私も1本、中古レンズを直そうとしたのですが、断念しました…)
で、ちゃんと動く10-30mmは初めて使ったんですが、これが癖がなくてとても写りも普通。パープルフリンジも目立ちません。いいレンズ。
27mm F5 1/250s ISO160
同じレンズで撮ったごはんの写真。撮って出しですが、思ったよりはおいしそうにみえなくもないかなと…
31mm F5.6 1/50s ISO1600
万世橋付近の交差点です。こちらは18.5mmという単焦点のレンズで、35mm換算だとだいたい49mm。F1.8なのですが、ちょっと寄るとわかるように、パープルフリンジが盛大に出ます。でも、晴天の昼間とかで多少絞ればマシ。
夜なのでノイズもかなり目立ちますが、オリンパスPENのフィルムカメラを見始めてから、拡大ばっかして粗探しするのは意味がないなと考えるようになりました。写真は雰囲気ですw
49mm F1.8 1/125s ISO450
こちらは、FT1+55-200mmでの超望遠域で撮ってみたもの。2.7倍なので、200mmでも540mmというとんでもない距離になります。
このレンズも買ったばかりなのですが、確かにかなり望遠ではあるものの、モーターノイズがすごい。でも、写り自体はそれほど悪くない。ピントの山は実サイズだともう少しちゃんと出ています。
540mm F5.6 1/200s ISO1600
これまたなんの目的もない、ただの望遠写真ですが、昼間だとこれくらいの写りになります(ISO感度は設定ミスな上に、+1露出補正もしてましたね… でも雰囲気は出てて悪くはないかなと。
540mm F5.6 1/125s ISO1600 +1EV
現状、Z6IIIは24-120mmと40mmしか手元になくて、望遠域は持っていません。なので、V3+ FT1+AF-Sレンズでの2.7倍を活かして、望遠はV3である程度賄えればとも思っています。
なによりものすごくコンパクトなので持ち運びがしやすい。Zレンズの100-400mmとか180-600mmともなるととんでもないサイズですし、価格も数十万円します。
FT1は12000円くらい、55-200mmは16000円くらいだったので、かなりお安く超望遠撮影が楽しめるとも言えます。
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購入金額
30,000円
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購入日
2026年05月10日
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購入場所
中古ショップ










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