知人から古いスマートフォンからのデータ救出依頼を受け、その取り出したデータの保管用に購入したUSBメモリーです。
通常のデータであればAndroid端末ですから何とでも出来ると思うのですが、今回必要だったのがauの端末に用意されている通話音声メモのデータであり、これは無理矢理取り出しても暗号化されていてPC等の再生ソフトでは復号できずに再生できないというものらしいのです。
そこで仕方なく、端末を私の家に持ってきて、普段レコードの音源を取り込んでいるMOTU 1296に接続して、WAV形式で録音することに。
汎用性を考慮して16bit/44.1kHzのWAVで録音しましたので、1411kbps、つまり1秒あたり約176KBのデータ量となりますから、結構長時間あると聞いていたため32GBのUSBメモリーを用意した訳です。16GBや8GBとの差額もあまり大きくはありませんので…。
ついでに言えば、最近あまりUSBメモリーは買っていなかったので、久しぶりに新しいものを使ってみたかったということで、敢えて2種類用意してみました。そのうちの1種類が、このBUFFALO RUF3-KS32GA-BK/Nということになります。Amazon.co.jp専用の簡易パッケージ仕様のものです。
パッケージは簡易のものですが、中にきちんと説明書の紙が入っているのが国内ブランドらしいところです。なお、この製品にはフォーマッターや暗号化ツールのダウンロード権が付属しています。
USBコネクターはプッシュ式で出てくるタイプです。昔他のブランドでよく似たデザインのものを見たことがあるような気もします…。
ベンチマークテストの結果は良好だが、エラーの発生が気がかり
それではベンチマークテストの結果に移りましょう。
USBメモリーに関しては今回からとなりますが、以前とはテストの実行環境が大きく異なります。PCはRyzen 7 2700を搭載したASUS PRIME X370-Aを使っていて、その背面USB端子に接続したUSB 3.0ハブに挿しての計測となります。また、Windowsも、以前の7または8.1ではなく、Windows 10 Pro v20H2となります。
利用したのはCrystal Disk Markの2つのバージョンとなります。
速度性能を謳った製品ではありませんが、結果はまずまず優秀です。廉価製品らしく書き込みはやや弱めですが、それでもシーケンシャルで60MB/s前後、ランダムでも極端に遅いということはありません。読み出しはシーケンシャルで120MB/sはきちんと超えてきていますので、速度面での不満は殆ど出ないだろうと思える結果を出してくれました。
ところが、テスト結果が良かったので、この製品にデータを入れて渡そうとしたのですが、トータルで約1GB程度のデータをコピーしているだけで、ファイルコピーのエラーが発生してしまったのです。一度消して、フォルダーごとに分けてコピーしたところ問題は発生しなかったのですが、全体を一度にコピーしようとした場合にエラーとなりました。
今回は割合大事なデータですし、エラーの発生がどうにも気持ち悪かったので、もう1本買っておいた別製品にデータを入れて渡すことにしました。この製品はさほど負荷のかからない用途で使うことにしようと思います。
価格の割に性能はなかなかだったのですが、信頼感が怪しいため、評価はやや厳しめとすることにしました。
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購入金額
790円
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購入日
2021年02月05日
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購入場所
Amazon
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