レビューメディア「ジグソー」

ドラマにも多数出演するガラステーブル

 

リビング用に、イサムノグチのガラステーブルを購入しました! リプロダクト製品(ジェネリック)ですが。

家を持ったら絶対欲しいアイテム群の中のひとつ。
なんだか実感がひしひしとわいてきます。

配送を実家にしてもらったのですが、実家から引っ越し先の家まで自分で運送するのが、かなり大変でした。木枠に入って配送されてくるので、開けるのも大変だし、梱包材や木枠の処理にも困ります。女の子の一人暮らしとかには無理ゲーだと思います。

イサム・ノグチ(Isamu Noguchi、日本名:野口 勇)というデザイナーの人物像については、特に説明する必要が無いかと思います。様々なカッコイイ家具のデザインをしているので、誰でも一度は目にして「カッコイイな」と思った経験があると思います。

多才な芸術家でしたが、ジョージ・ネルソンに才能を見抜かれインテリアデザインを薦められたことでテーブルのデザインに取り組み、このテーブルが誕生したそうです。
日本の家具屋の説明欄には必ず「妹の誕生日プレゼント用に制作した」という記述があるのですが、そちらは出所が分からない情報ですね。

 

 

日本人の感覚でガラステーブルのサイズ感があると思うのですが、その2倍以上の大きさだと思った方がいいです。狭い部屋だと置いた時に座る場所が無くてびっくりします。
でもこれくらいの大きさがあれば、1人暮らしでもパソコンと資料とコーヒーを広げるのに充分な大きさで、快適な仕事もできます。複数人の家族の場合は、座る面が角度的に対面ではないので、微妙な距離感が心地よいです。

特徴といっても、もうその全てが特徴的なのですが・・・。
彫刻をやっている人ならではの、有機的な造形ですね。

 

 

天板は揃っていない三角形でおにぎりの形をしています。
3つの先端はそれぞれ全く違う形になっているので、いろんな角度から見ると遠近法で不思議な感覚になります。

そして、かなり変わった脚部。材質はウォールナット。わずかに接触しているだけの2枚の板が立体的に合わさって、重量 50kg 以上の強化ガラスでできた天板を支えています。

この2つの脚の接点の部分には、金属のシャフトが埋め込まれていて、2枚の板の開閉の角度は可動できるものの、それ以上の動きはできないようになっています。

この上に超重量の強化ガラスが覆いかぶさることによって、絶妙のバランスで持って支えられるという構造になっています。
この力のかかり具合が絶妙で、3脚なのに非常に安定しています。

 

 

天板が強化ガラス。ガラスは拭いたりするのに便利なのですが、やっぱり指紋が目立ちます。

ガラスのローテーブルは、食事の時などにも大活躍。
食事後にさっと拭くだけで綺麗になります。ただ拭くときに使用するのはガラスクリーナーで良いのか悩みどころですが。

オリジナルデザインのでは、この強化ガラスの厚みは 19mm。
僕の購入したリプロダクト品は、15mmになっています。15mmでも結構、厚いです。

リプロダクト品では、この強化ガラスの厚みで値段が変わります。
19mmは厚くて重く、当然迫力があるのですが、とにかく重くて移動も一苦労です。
なので、オリジナルサイズではなくなるのですが、僕は15mm程度でよかったと思ってます。

このガラスの重さは値段だけでなく、安定度にも関わってきます。
薄くなればばるほど安いのですが、それだけ安定しなくなります。例えばテーブルに腕を突いて立ち上がろうとしただけでガタガタなるとか。
重ければ重いほど、こういう状況にならずに自重で安定するというわけです。

 

 

ワンコもテーブルの下がお気に入りのようです。
下に隠れても透き通って見えるので、子犬など飼っている人にも安心です。

更新: 2022/03/25
デザイン性と機能美

最高峰のデザイン

デザインしたイサム・ノグチ氏については賞や歴史が証明している通り、俗にいう「天才」で、彫刻・造園・建築・医学と、多彩な才能を持つことはダ・ヴィンチと共通するものがありますね。
多くの分野を理解できるからこそ、いろんな角度からの視点や、壁にぶつからないクリエイティブができるのだと思います。世の中が便利になりすぎ「習わなくてもできてしまう」という、甘っちょろい現代人のいる時代では、もう出てこない才能の類だと思いますので、唯一無二の存在だと言えます。

デザインの良さについては良いとしかそれ以上説明は要らないですね。

更新: 2021/02/04
メンテナンス性

掃除跡は目立つ

ガラス窓と同じく、拭き跡を気を付けないと残ります。
強化ガラスは傷が付かないわけはなく、長く使っているとさすがに目に見えて傷が増えていきます。木材などのテーブルの方が目立たないと思います。

更新: 2021/02/04
コストパフォーマンス

購入場所で変わる

リプロダクト品なのでデザイン料のようなものがなく、販売先でかなり値段が違います。

更新: 2022/03/25
パーパスと個性

アッパークラスアイテム

使ってみた感想としては、ソファと組み合わせると、相当広い部屋じゃないと合わないなぁと。
日本の住宅事情を考えると、相当なアッパークラス用だと思います。

ある家具メーカーからは、デザインをそのままに、縮小したサイズ(日本人の住む部屋に合ったサイズ)のものも発売されていると聞きます。

ひっくり返したりして危ないかな、と購入前は思っていたのですが、ガラス天板の超重量が、良い意味でおもりとなって特に動いたことはありません。ぶつかっても今のとこビクともしていません。でも下に子犬とか子供とかが下敷きになったら怖いかもなので、家族が居る人は注意したり置くのをやめたほうがいいかもですね。

唯一の難点は、PC用のマウスがあんまり反応しなくなること。
ガラス製品に対応したマウスを買うか、マウスパッドを使うかするしかないですね。

掃除は大変ですが、スケール感もあり、ひさびさ購入してよかった商品です!

 

  • 購入金額

    65,000円

  • 購入日

    2021年01月31日

  • 購入場所

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