役目を終えた個体の質量　１８５グラム

新品の質量　２３２グラム

古い方の先端部は角が取れて丸くなってます

数センチ　短くなってます

それにしても５０グラム　２０％近くも質量が減っているのは不自然

理由は　この写真で判明します

薄くなってます

先端部がフラットで角ばっているのは、寸胴鍋の底が焦げ付かないようにするため

ルーを仕込むときにもフラットな先端部は役に立ちます

落語から味噌をすり鉢で混ぜる時に使うのは　山椒の木で作ったすりこぎ棒

使用人から

「ウチの家の味噌汁には具がない　この間も、久しぶりにしじみが入っていると思ったら

　それは味噌汁に映った自分の眼だった」

と言われたケチな旦那さんが、返す言葉に

「ばかやろ、すりこぎ棒を見てみろ、減ってるだろ　その分はお前たちが食べているんだ」

というものがあります

スパテルの減った分も、カレーに、微量ながら入っているのかもしれません　

長さが足りなくなるまで使うことはありません

ただ、薄くなるに従って強度が落ちてきますので、やがて先に割れが生じます

この状態になると、玉ねぎなどの繊維が間に入るため清潔を保つことが難しくなるんです

これで買い替えのサインとしております

スパゲティやピラフを炒める時に使う竹べらなら１００均の製品が実用になりますが

寸胴鍋用の５７センチスパテルの代わりになるものはありません

２千円超えの価格ですが　他に選択肢が無いんです