本品は、先日取り上げたEarFun Air Proと同じメーカーの物です。
こちらも同様にアクティブ・ノイズキャンセリング機能の付いた、タッチ式完全ワイヤレスBluetoothヘッドフォンです。なのでスマホとつないで通話も可能。
Air Proがタップ式で少し強めに叩かないといけないのに対して、こちらはあくまでタッチ式なので軽く触れれば反応します。
パッケージを見ましても、
・最大28dBまでのアクティブ・ノイズキャンセリング
・通話用マイクを4個装備
・充電ケースも使用すれば最大32時間再生(充電無しなら7時間)
・ワイヤレス充電に対応
・IPX5の防水機能
・ビデオ・ゲーム向けの低遅延モード
・タッチ式操作
・片方のみでも使用可能
・ボイス・アシスタント機能
と、割と似ている感じ。
あ、ワイヤレス充電は対応機器を所持していないので本レビューではパスしますね。
「IPX5」レベルの防水というのは前回詳述したので細かくは割愛しますが、ようするに普通に使っていれば大丈夫なレベルです。
本品に関しては、箱を開けてまずびっくりしましたのがそのコンパクトさでした。
充電ケースの横幅は7センチ以下。縦は2センチくらいでしょうか。とにかく実際に見た時のインパクトは大きかったです。
思わず「ちっちゃっ!!」と叫びました。
本体および付属品は↓
・本体&充電ケース
・充電用USB-Cケーブル
・各種イヤーパッド
・取扱説明書
・補償内容の説明書
以上です。
普通こういうヘッドフォンを買うと、付属のイヤーパッド類は小さなジップロックにごちゃごちゃっっと入ってたりしますが、本品ではプラスチックのプレートに整然と並んでいおり、各種サイズなどもひと目で分かるようになっています。
本体に装着されているイヤーパッド(耳の中にいれる部分)を外して並べてみたところ、装着済みの物は真ん中のサイズでした(画像参照)。
充電ケースおよび本体はあまりにも小さくて軽いので、重量を計ってみました。
そしたら、片耳約4.5g、両方で9gということで、やはりかなりの軽量です。
両ピースを収納したままの充電ケースの重量ですら41.3g。
ポケットに入れておいても、その存在を忘れそうになるかも。
本体の小ささも、画像ではなかなか実感しにくいかもしれませんが、かなりの小型です。
取扱説明書はマルチ言語仕様になっており、日本語もちゃんと収録されています。
説明の日本語にも、特に変なところは見受けられませんでした。
また、付属の紙には、理由不問の30日間返金保証と、18か月間の商品交換保証も付いていることが記載されていますので、気に入らなければ返金、もし不具合があれば交換してもらえるはずです。
本品は、充電ケースのふたを開けると本体の電源が入るようになっており、一番初めに明けた時は自動的にペアリングモードに突入します。
ただし、前回レビューしたEarFun Air Proでもそうだったように、本体と充電ケースの端子部分に保護フィルムが貼ってありますので、まずはこちらを剥がす必要があります(前回はこれに気付かずちょっと焦った)。
その後、本体をケースに戻してふたを閉め、念のため少し待ってから再度ケースを開けたところ、無事スマホとのペアリングが簡単に出来ました。
以前のタイプは、ケースから本体を外すと電源が入るものが多かったのですが、こういう小さいタイプのヘッドフォンですといったん外したんだけど手が滑ってしまってまたケースに戻ってしまい、うまく電源が入らないということが多々ありました(個人的には)。
ですので、この「ふたを開けると電源ON」という仕様は、個人的にはなかなかにお気に入りです。
最近どうも手がカサカサ気味で…。
また、本品には「低遅延モード」が搭載されており、映像再生時やゲームプレイ時に画面と音のずれを感じることなく楽しむことが出来るとのことです。
そのズレは、最大でも0.1秒だそうですから、まぁ普通の人であればズレを感じることはまずないのかな?
ただし、低遅延モードにした場合は通信距離が短くなりますので、注意が必要です。
とはいえ、映像作品を見たりゲームをプレイしたりする時というのは、スマホは非常に近くにあるでしょうから、どちらかというと「普通に音楽を再生する場合は低遅延モードをOFFにしておく」ことに留意する、という感じですね。
そして音質ですが、コンパクトさと軽量さのせいで大きな期待は抱いてなかったのですが、良い意味で驚かせてくれた高音質でした。
試用条件は、他のヘッドフォンとの使用条件の公平さを期すため、毎回同じスマートフォンに接続して音質比較をしています。
今回も、ロック、ポップス、ハードロック・ヘヴィメタル、歌謡曲、ジャズ、ボサノバ、落語、フォーク、クラシックなどなど、様々なジャンルの音楽を聴いてみました。
そうしましたところ、本品は基本的には「音音源に忠実」でありながら、ほんの少しだけ低音にハリを持たせた音になっていると感じました。
ですから、ほぼ元通りの音でありながら、メリハリの効いた聴きやすい音になっています。
そうでありながら、静かな音楽では歌い手の息づかいまでもがしっかりと聴きとれるという繊細さも再現されています。
ライブ音源や落語などでも臨場感を損なわない音作りでした。
低音や高音の分離感もバッチリ。
ベースやバスドラの音をしっかり響かせながら、シンバルの音も再現しつつシャリシャリしていない音になっています。
左右の音の分離感も問題なし。
先日EarFun Air Proも、元音源に近い音作りで好みの音でしたが、こちらはより安価ながらも負けず劣らずな音を楽しむことが出来ると思います。
アクティブ・ノイズキャンセリングの方式も、同様に本体に内蔵されたマイクで拾った音に対して逆相音を発することによってノイズを軽減するという、BOSEのノイズキャンセリング機能と同じ方式を取っています。
あとは、そのノイズキャンセリングで対応できる音量(本品は最大28dB、Air Proは38dB)や、本体内蔵マイクの数(本品は4マイク、Air Proは6マイク)、それからタッチ操作VSタップ操作、連続使用時間(7時間VS9時間)などの違いを比べて、自分の用途や好みに合った方を選ぶのが良いでしょう。
Air Proが普段使いになってたところへ、強力なライバルが出現しました。
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購入金額
5,999円
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購入日
2020年12月頃
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購入場所
Amazon.co.jp
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