最近すっかりオーディオ関係に特化した感がありますが、今回もまたヘッドフォンです。
EarFunの「EarFun Air Pro」。
最近増えて来た、コード類が全く無い「完全ワイヤレス型」のヘッドフォン/ヘッドセットです。
商品の売りとしては
・ハイブリッド式のアクティブノイズキャンセリングで最大38dBのノイズ低減効果
・3 つのノイズコントロールモード:「アクティブノイズキャンセリング」、「外音取り込み」、「ノーマル」の 3 つのノイズコントロールモード
・大口径10mmの低歪みドライバー
・最大32時間再生&高速充電対応:充電ケースを使用すれば、最大32時間再生可能。1回の充電で、ANCモードで最大7時間、ほかのモードで最大9時間再生可能。急速充電に対応しているので、10分間の充電で最大90分間再生可能。
・誤動作防止のタップコントロール:タッチセンサーではなく加速度センサーを搭載して、誤作動を防止。
・6マイク通話テクノロジー
・装着検出機能:光学センサーを使用した自動装着検出により、自動で一時停止/再生
・IPX5防水
てなところ。
ちなみに「IPX5」レベルの防水というのは
「放水ノズル(直径6.3mm)を使って距離2.5m~3mの間で、12.5L/min±0.625L/minの噴流をあてる。1min/m2。最低3分間の試験を行う、噴流に対しての保護」
なんだそうです。
毎分12.5リットルの「噴流」と言われても一般人にはピンときませんが、まぁ通常の使用であれば全く問題ないということですね。
箱の中に入っているのは↓
・本体が収納された充電ケース
・充電用CタイプのUSBケーブル
・イヤーパッド3サイズ
・取扱説明書
以上です。
購入後は30日間は、理由不問で返金保証。さらには18か月といいますから、1年半に渡って商品の交換が可能と書かれております。
音や使い勝手が気に入らなければ、30日間以内なら返金してくれるし、購入から1年以内に壊れたら代替品と交換できるという条件は、購入ハードルをかなり下げてくれますね。
取扱説明書はマルチ言語対応で、日本語もきちんと収録されています。
ちなみに外箱には「使用する前に本体を充電ケースに入れて、30秒ほど充電してください」というようなことが書いてありましたが、本体は既にケースに収められています。
「初めてケースを開けると、自動でペアリングモードになる」というので開けてみます。
……が。
何も起きないっ!!
耳にはめてみますが何の音声も聞こえない!
スマホのBuletooth接続画面を確認しても、本品が表示されないっ!
「すわっ!初期不良かっ!?( ̄□ ̄;)」
と思ったところで、↓の説明書きが目に入りました。
ん?
このステップ1に書かれている「フィルムを剥がす」って…?
あぁ、これか↓
という訳で、充電用端子に保護フィルムが貼ってあったために何も反応しなかったということが分かりました(^◇^;)
説明はちゃんと読んだ方がいい、という良き実例になったかと…。
さてさて、肝心の音質の話。
オーディオ機器のレビューでは、使用条件を同じにするため、毎回スマートフォンに接続しての使用感・音質を書くようにしています。
その際、出来るだけ幅広い音域・音質を試すために、ロック、ポップス、ジャズ、ボサノバ、ヘヴィ・メタル、昔のアイドルもの、落語、クラシックなどなど、さまざまなジャンルの音楽を試聴しております。
その上で判断した本品の音質ですが。
これが「すごく原音に忠実」でした。
最近のヘッドフォンは、昔と違って高音や低音を強調した音作りをしている物が多かったりしますが、こちらはそういった「音をいじる」ことが皆無に思えます。
ですから、かつてミニコンポのスピーカーで聴いていた音そのままに、だけどよりクリアな音になって聴こえる感じです。
音の分離感、音像のクリアさ、左右の分離感なども当然問題なし!
私はアーティストが本来意図した音像で聴きたい気持ちが強いため、変にいじってある音よりもこういう「そのまま」な音の方が好きです。
なので、そういう「音源のままの音」で聴きたい人には強くお勧めできるヘッドフォンと言えるでしょう。
また自分の経験では、確かにタッチ式操作だと、ちょっと触れてしまっただけで操作をしたと判断されてしまい「意図しない挙動」につながることが時々ありました。
しかしこちらの製品は、割としっかり「タップ」しないと反応しないため、今のところ誤作動もなく良い感じです。
着脱センサーに関しても、スマホの再生画面を見ながらヘッドフォンの着脱をいろいろと試してみました。
外してから一時停止までに、少し時間がかかる時(とはいえ他の時より1~2秒遅いだけでしょうけど)があったりしましたが、おおむね正確に作動してくれています。
あとは外した後に、どういう場所に置くか、あるいはどういう形で手に持っているかなどによって作動の正確さは変わるのではないかと考えています。
光学センサーの正体が分かれば楽なんですけどね。
この辺りは今後さらに追及していければと思っていますので、また新事実が分かれば追記したいと思います。
片方のイヤーピースに3つもマイクも内蔵されているというので、本品を使用した通話も試してみました。複数の相手に対して「音質悪くないですか?」と数回聞きましたが、いずれも問題ないという回答。
6つマイクは伊達じゃないということですかね。
本体をフル充電すればノーマルモードで9時間、ノイズキャンセリングモードでも7時間の連続使用が可能というスタミナですから、ちょっとやそっとの移動中の連続使用なら電池切れの心配は皆無ですね。
新幹線のぞみだったら、東京~新大阪間が約2時間半ですし。東京から博多まで行っても5時間です!個人的にはそこまでの長時間移動はあまりやりたくありませんが(^^;)
後はあれですね、アクティブ・ノイズ・キャンセリングの実力でしょうか。
「周囲音取入れモード」「ノーマルモード」「アクティブノイズキャンセリングモード」。
街中を歩いている時などは、安全性も考えて周囲の音を取り入れた方が良いでしょうし、長距離移動の乗り物に乗っている時などは、ノイズキャンセリング機能を使用すれば、それほど音量を上げることなく音楽が楽しめるはずです。
この辺りは、約1か月後に実際に試す機会が発生する予定なので、そこで判明した実力をいずれ追記したいと思います。
それにしても、「片方のイヤホンに2つのマイクがあって、周囲のノイズと耳の内側の不要な音を拾い、ドライバーユニットから逆位相の音を発して」ノイズを消すって、BOSEのノイズキャンセリングの原理と変わらないじゃないですかっ!!
すごい世の中になったな~~(実力次第ですが)。
という訳で、
【まとめ】
長時間使用が出来て、防水もしっかりしていて、タップ式で誤作動少なくて、自動着脱感知機能に魅力を感じる、元音源そのまま音質がお好きな方向けだと思います。
最近は完全ワイヤレスのヘッドフォンもだいぶ増えてきましたからね~。
なかなか選考も難しくなってきましたが、これからも色々と試していきたいと思います。
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購入金額
8,199円
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購入日
2020年11月頃
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購入場所
Amazon.co.jp
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