Defraggler - Portable です。
windows 10 に内臓のデフラグよりも強力なフリーアプリのポータブル版です。
最新のver.は2.22.995(64-bit)。
ちなみに、「日本語版」と言うのは無い様です。
「共通版」の設定だけで対応します。
■□ 始めに □■
そもそも、デフラグは必要なのか?
デフラグとは、パソコン内部のストレージ(記憶媒体)を最適化する処理のことです。
データの保存・削除を繰り返し行うことで発生するストレージの断片化を解消し、読み書き速度を向上させる操作を「デフラグメンテーション」と呼びます。
私たちは、その略称で「デフラグ」と一般的に呼んでいます。
HDDの場合、定期的にこのデフラグを行わなければ読み書き速度がどんどん低下して行くため、週に1度などのスケジュールで実行している方が多いのではないでしょうか。
また、「起動時デフラグ」なども便利なので良く使われています。
しかし、ストレージにSSDが使われることが多くなった現在、次第に「デフラグの効用」よりも「弊害」の方が目立つようになっています。
SSDのためには、「デフラグはしないほうが良い」と言われることも多いです。
このレビューは、読者さんは「その事」を理解した上で読み進んでください。
1.ダウンロード
Downloadは、PortableApps.com から…。
古いバージョンはインストール済のため、「update1」をDLすることにする。
初めて称使用する方は「通常版」をダウンロードしてください。
名前が違うだけで、作業は「ほぼ同じ」です。
ver.は2.22.33。
別のレビューでも触れたが、PortableApps.comの「正式なインストーラー」は拡張子がpaf.exe。
PortableAppsの中には「programfilesディレクトリー」に適当なフォルダーを作ってそこに実行ファイルを置けば良いと言う物も多い事は多い。
2.インストール
な訳で、「ポータブルアプリ」はUSB メモリーなどにインストールしてから使うのが標準的。
予め、いくつかのPortableAppsをインストールしたUSBメモリーをセットしてから、dfgPortable_2.22.33_Update_1_online.paf.exe をクリック。
Windowsやアンチウィルスなどから「お断り」が出るかも知れないが「全てOK」!
インストールの言語を「日本語」と指定して「OK」。
するとインストーラーが起動して上の画面が出る。
「次へ」をクリック。
「ライセンス契約」を良く読んだら「同意する」をクリック。
(同意しない限り、アプリは永久にインストール出来ません)
フォルダーを選んで「インストール」をクリック。
インストールは直ぐに終わります。
(「dfgPortable を実行」にはチェックを入れない)
インストールはこれで終わり。
「dfgPortable を実行」にチェックを入れている引き続きアプリが立ち上ります。
そして、そのまま「日本語化」などの作業にも進めますが、ここは「完了」をクリックして画面を閉じてください。
(「説明簡略化」のため)
3.日本語化
(専用ランチャーの説明は今回も「省略」)
専用ランチャーがインストールされていれば「ユーティリティー」の中のDefragglerをクリック。
または、dfgPortable.exeが実行ファイルなのでこれをクリック。
ちなみに、旧バージョンはdefragglerと言う名前のフォルダーにインストールされ、本アプリはdfgPortable と言う名前のフォルダーにインストールされている様だ。
最初、「別のアプリをインストールしてしまったのか?」と慌てたが、間違っては居なかった。
開発側の何かの事情で部分的に呼び名が変更になったのだろう。
初めて起動。
さっき「言語指定」をしたが、あればあくまでも「インストールの時の言語」。
アプリの言語は別に指定しなければならない。
融通の利かないのがコンピュータ。
当然、メニューなど全てが「英語」。
Setting-Option-Langageと開き。
使用言語をEnglishからJapaneseに変更してOK。
これで日本語化が完了。
4.使用方法
「デフラグ」と「最適化」
「デフラグ」と「最適化」は、全く同じ意味で使われる事もあり、「デフラグ」を含む「最適化」として使われる事があります。
この言葉の使われる対象の範囲が異なります。
「最適化」ㅤ :使われる対象の範囲が広い(色々な意味で使われる)。
「デフラグ」 :使われる対象の範囲が狭い(使われる意味が限られる)。
HDDの読み書きが遅い原因の一つが断片化です。
この断片化した状態を「最適化」(連続化)する行為が「デフラグ」です。
だからHDDの「最適化」と「デフラグ」は、ほぼ同じ意味で使われています。
ちなみに、このアプリでは「最適化」は「デフラグ」を含みます。
また、HDDとSSDでは「最適化」、「デフラグ」のアルゴリズムは違います。
最適化
「デフラグ」だけでなく、「最適化」までしたい場合です。
画像の「最適化」を開き、またその中の「最適化」をクリック。
(キャプチャーが不可能なので画像は1枚省略)
(※メニューバーの「アクション(A)」からも「最適化」は開始出来る)
(このPCにはHDDは使われていないので…)
(※ご注意:冒頭にも書きましたが「SSDでのデフラグ」は寿命に影響を及ぼします。
「デフラグ」は、そのデメリットを充分理解した上で、注意して実施して下さい)
ドライブがSSDの時は、上の様な「お断り」が出ます。
余り頻繁にデフラグや最適化をするとSSDの寿命に大きく影響するからです。
自分も「SSDでのデフラグ」はお薦めしません。
「はい」をクリックしないとジョブは始まりません。
ジョブが始まるとドライブマップはカラーになる。
これで基本の使い方は終わり。
「最適化」が出来れば他の作業も全部同じ様な物。
他にも色々なオプションがあるので、自分で試して欲しい。
■□ まとめ □■
ファイルリストタブでは、ファイルごとの断片化を確認できます。
「解析」だけで終わる事も出来ます。
「クイック最適化」や「デフラグ」、「クイックデフラグ」も出来ます。
とにかく、とても自由度が高く高機能なソフトです。
SSDが全盛の現代、次第にその利用価値は下がりつつありますが、HDDドライブを使用している方には依然として便利なツールです。
欲を言えば、「最適化して電源を切る」が出来ると良かった。
■□ なお □■
このレビューでインストールにはUpdate版を用いたが、今回のケースでは通常版と何ら変わった振る舞いはしなかった。
多分、「旧版」のインストール先のフォルダー名などが違っていたため「上書きインストール」とならなかったためと思われる。
「旧 ver.」は2.21.993(64-bit)、最新の「本 ver.」は2.22.995(64-bit)。
本来は専用ランチャーからアンインストールすべきところだが、旧版はフォルダーごと手動で消したが問題は無いようだ。
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購入金額
0円
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購入日
2020年12月14日
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購入場所
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