ずっと迷っていたけど遂に、疑似ニキシー管時計である Gixie Clock(ギクシー・クロック)を購入!
やっぱり滅茶苦茶カッコイイ! お高いけど買ってよかった。
ニキシー管とは、円柱形のガラスケース(アクリルケース)の中にグロー発光減少で数字を表示し刻む、技術的にもビジュアル的にもレトロな時計です。本来のニキシー管は寿命が短くメンテナンスも大変。ですが、この製品はニキシー管ではなくギクシー管。ギクシークロック(Gixie Clock)はにニキシー管の機構を現在の技術で LED に入れ替えて再現したものになります。
本物のニキシー管は、温かくて優しい炎のような光り方をするのですが、LED だとさすがにはっきりとシャキッとした感じになってますね。
透明なチューブの中にレイヤー構造にした LED 基盤を並べて光らせているだけの簡単な仕組みなのですが、夜景の中に浮かぶ高層ビルの上の空中に映し出されるネオン広告のような、開放感とスケール感を感じさせますね。
ここ最近は空前のニキシー管ブームなんだそうですが、その一端を担ったのが、Official髭男dism の名曲「Pretender」のジャケット写真だと言われています。
このジャケットで使われている写真が、ニキシー管時計です。
「Pretender」を書き下ろしたボーカルでもある藤原聡さんがインタビュー記事の中で言っているそうなのですが、シュタインズ・ゲートというアニメ(原作はゲーム)のファンであり、ドラマ中に登場するキーアイテムがニキシー管時計から影響を受けていると明言しています。
僕はシュタインズ・ゲートを知らないのでコメントできないですが、とにかくこのあたりが流行の原点らしいです。
いろんな色に光ります。僕はオレンジが好きなのでオレンジ一択なのですが、グラデーションカラーも見ていて飽きない。綺麗です。
右端のチューブが秒を刻むのにせわしい一方で、左端のチューブは時計の表記上「0」と「1」しか表示しないので、なんだか地域差別のようなものを感じますね……。
箱が赤と黒なのが、Gixie Clock と呼ばれるものの証明です。
いろんなブランドから販売されているので、いろんな値段の商品があるのですが、基本はみんな同じようです。
Gixie Clock はクラウドファンディングでも資金調達を成功させた実例があるのですが、その時の値段が異常な高値であり、また既にある商品を販売ルートに乗せるためだけにクラウドファンディングを利用したたため、クラファンの闇のようなものを曝け出した製品でもありますね。
僕もクラウドファンディングって、今まで市場に出てないものを開発生産するためのパトロンを募集するもののように考えていましたが、今ではマーケティングの一般的な手法となっているだけのようなので、なんだかつまらなさを感じてサイトも見なくなりました。くそつまらん。
良い品質の箱の中に入っており、コレクターズアイテムのような雰囲気があります。この箱いらないから安くしてほしいけど。クラファンの時もこの箱のせいで値段が上がったそうです。
本体はウォルナット木材にダイキャスト? のカバーが付いており、高級感があります。
上部の端子はマグネットでチューブを接続するものです。
このチューブをマグネットで本体に固定するだけ。6本のチューブに位置の指定はなく、シャッフルしても時計の表記は変わりません。
ノスタルジー感の中のサイバー感
ガラス真空管の中のネオンというのは、スチームパンクにある独特のサイエンスアートというべき世界観があり、レコードディスクがあるような瀟洒でアナログな部屋に合いそう。コンクリ打ちっぱなしの壁の部屋にフィラメント型電球の証明がある部屋、とか最高。
そのままで間接照明のような役割ももたらすので、壁も床も白い家庭的な家より、ダークで間接照明の薄暗い漢部屋の方が似合いますね。
秒針の表示が早く切り替わりすぎてせわしいのが気になる人は、思い切って秒針部分を外してしまうとゆったりとした雰囲気になります。
面倒なし
ニキシー管なら莫大な手間とお金がかかるところ、外見そのままで中身が最新技術にすり替わっているズルいギクシー管であるこの製品なら、普通の時計と同じなので手間がかかりません。
衝動買いするような人向け
所謂、中身は普通の時計で、機能も普通の時計。外観だけがちゃがちゃして「コレジャナイ」ニキシー管にしているのですが、外観はそのままなので「コレデイイ」という感じです。
名前の「ギクシー」も、たぶん「ギーク(オタク)」+「ニクシー」から名付けていると思うのですが、雰囲気が好きでとにかく部屋に置いて眺めていたい、もしくは僕のように元々ガラス製品や LED 好きなひとが、ニクシー管の背景哲学も知らずに見た目で衝動買いするような人に向いていると思います。普通の時計と思うと機能もないしお財布に悪いです。
女子には意外に不評
僕はめちゃくちゃカッコイイと思うのですが、どうも女子には不評なようです。
「綺麗だと思うけど、やっぱり部屋には要らないかな」という子がほとんどでした。
何故このロマンが女子には分からないのか理解できないですが、それでも僕は、この時計が手元にある喜びを感じています。
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購入金額
19,000円
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購入日
2020年11月13日
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購入場所
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