レビューメディア「ジグソー」

新PCへの準備(その3)~今となっては貴重な5インチベイを複数持つケース

実は新PCを組む上で最も難航したのがケースの選定でした。

 

私が求めた条件は以下のものだけでした。

 

 

・5インチベイ装備(可能であれば2つ以上)

・フロントパネル真ん中以下にUSB端子(接続する機器の都合)

・大きすぎないこと(特に奥行きが50cmを大きく超えるものは不可)

・ATXサイズ対応(microATX以下のみは不可)

 

 

以前だったらいくらでもありそうな条件なのですが、たったこれだけの条件を満たすケースがなかなか無いのです。

 

強いて言えばUAC扱いのIn Win製IW-PE689Bというケースが一応その条件は満たしていましたが、通販の取り扱いリストにはあるものの現時点で本当に入手可能かどうかは判りません。若干妥協すれば使えなくも無いという製品は格安クラスにいくつかありましたが、メインPCを組むには華奢過ぎるものがほとんどで、最悪の場合中古で探すしかないかと思っていました。

 

そんなある日、毎月恒例の「ツクモの日」セールを見ていると、懐かしいフォルムのケースが出ているのを見つけました。それが随分前にシリーズモデルを買ったことがあるAntec製SONATAの復刻版であるSONATA Protoでした。

 

 

 

 

 

 

以前のSONATAはフロントUSB端子がUSB2.0でしたが、SONATA ProtoはこれがUSB 3.0対応に改良されています。それ以外の部分は以前のSONATAと特に変わっていないということで、これなら条件に合うということで早速購入した訳です。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

箱のデザインも含めて、以前のSONATAのイメージそのものです。

 

 

 

 

 

 

 

マニュアルはきちんと「Sonata Proto」専用に記載されているもののようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

何というか、懐かしさすら感じるようなデザインです。

更新: 2020/11/13
総評

今となっては得がたい構成

SONATA系で唯一余分な装備といえるのが、5インチベイを覆う蓋です。これは使っていて邪魔に感じる(静音性を確保する意味では無駄ではありませんが、使い勝手の観点では邪魔に感じます)というのは以前の経験で明らかですので、最初から外してしまうことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この蓋は左上のビスで固定されていますので、これを外せば簡単に取り外すことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

外したビスと金具は保管しておけば必要な時に再度取り付けることができますので問題ないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

内部は昔ながらのオーソドックスな構造ですが、最近のケースと比較すると放熱性能は間違いなく低いと思います。CPUの性能をあまり欲張らない(TDP=65W枠に抑える)ようにしたのは、それも影響している訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

HDDのマウンターです。一応クッションが入っていて振動を伝えにくくするよう工夫がされています。この辺りは現在使っているSOLOなども同様ですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

このケースの難点というべきなのか、電源ユニット(Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 850W)の難点というべきかは難しいのですが、電源ユニットのRGB Lightningボタンが背面パネルと接触してしまい、そのままでは電源が取り付けられません。これはやむを得ないので、ケースのパネルを一部分切り取って対応しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後はマザーボードを取り付け、そこに必要なパーツを組んでいくだけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

取り付けたマザーボードはASUS PRIME X370-Aです。現時点ではここにCPU、メモリー、SSD、ビデオカードが載った状態で、近日中にBlu-rayドライブとHDDを取り付け、ソフト環境の構築に入る予定です。

 

明らかに作りの古いケースではありますが、このケースが存在していたおかげで何とか予定通りのPCを組み立てることができるわけで、復刻してくれたAntecさんに感謝です。

  • 購入金額

    4,999円

  • 購入日

    2020年03月08日

  • 購入場所

    ツクモ

22人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • cybercatさん

    2020/11/13

    >5インチベイ装備
    わかる。


    5インチベイに3.5インチベイアクセサリや3.5インチドライブを載せることは出来るが、逆は不可。
    さらに言うなら、5インチオープンベイスペースにフロント開口必要ないHDDやSSDを乗せることは出来るが、クローズド5インチベイはオープンとしては使えない。

    5インチオープンベイいっぱいが正義。
  • jive9821さん

    2020/11/13

    > cybercat さん

    まず、Blu-rayドライブは最低限内蔵したい(=USBで繋ぎたくない)ので、
    オープンベイ1つは必須。今までのPCは光学ドライブ複数台が当たり前だった
    のでできれば2台。それ以外にもオープンベイを使うようなアクセサリーを使う
    可能性は十分にあるので、このSONATA Protoの5インチオープンベイ×3という
    構成は理想的でした。

    ほんの数年前は当たり前の構成だった筈なのですが、やたらLEDや水冷ユニット
    を仕込むことに腐心するようになってしまった今のPCケースではあり得ない
    構成になってしまいました。誰もが光るケースばかり欲しがっているわけでは
    ないと思うのですが…。
  • Takahiroさん

    2020/11/14

    電源については『Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB』の構造に問題があるでしょう。
    コルセアもですが光るモデルはそこが・・・。
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