今年はコロナ禍によって大幅な延期の末、10月13・14日に開催されたAmazonのプライム会員向けセール企画「Prime Day」。
この類いの大型セールでは大抵期間中一つ二つは小物を買うのですが、今年はこのUSBメモリーを購入してみました。hpから発売されているキャップレス伸縮型のUSB 3.0対応品、x730wの256GBモデルです。
hpのフラッシュメモリー製品は、普段は意外と高いので買う機会が無いのですが、今回は256GBのUSBメモリーとして十分安くなっていたので、一度は使ってみようと思ったのです。
一応「ギッシュ・ジャパン」という代理店を通った正規品のようです。
外装はステンレス鋼ということで、金属の質感はきちんとあります。ただ、当然ながらUSBメモリーとして重量は重めで、手に持った時の重量感は一般的なプラスチック製のものとは随分違います。
それほど凝ったデザインでは無いのですが、ステンレスの質感があるため安っぽさはありません。
シーケンシャルリード以外は平凡だが、値段を考えれば許容範囲
それでは性能を確認してみましょう。今回はUSBメモリーということで、いつも通りASUS P6X58D-EのUSB 3.0端子で計測しています。
なかなか一言で表すのが難しい結果となりました。
まず、シーケンシャルリードについては予想を超えた素晴らしい値が出ています。テストの方式やバージョンでバラツキはありますが、180~210MB/sですから、SATAのHDDに匹敵するレベルをたたき出しています。実は過去にテストしたUSBメモリーで、200MB/sを超える値を見たことはなかったはずです。まあ、高性能を謳う高価な製品であれば公称値で200MB/sを遙かに超えるものもいくつはありますが、ローエンド価格帯でこの値を見ることになるとは思いませんでした。
一方、シーケンシャルライトについてはqueの深度やバージョンの違いによって、15~120MB/sというかなりのバラツキを見せます。体感的には、Crystal Disk Mark 7.0.0の結果である40MB/s前後という辺りが妥当なところではないかと思いますが、15MB/sを割り込むような引っかかりもあながち否定はできません。何にせよ、書き込みについてはいかにもローエンドというところでしょうか。
ランダム4Kについては、リード・ライト共に概ね価格相応といったところでしょうか。これも結構なバラツキがありますが、使えないほど遅いとはいえず及第点ではあるでしょう。
今回は1GB=10円に迫るレベルの価格で購入していますので、この値で特に不満はありません。速度性能をアピールしていながらこれ以下の性能しか発揮できない製品もありますからね。
通常価格であれば他に選択にもあると思いますが、今回の価格であれば十分納得のいく水準ではあったと思います。
-
購入金額
2,740円
-
購入日
2020年10月14日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。