タイトルの通り珍しい外排気のブロアーファンを搭載したロープロファイル対応グラフィックボード。本体背面シールには’Geforce GTX 1050Ti 4GB GDDR5 D-/HDMI/DP 9288-1N455-001ZS'とある。
2スロット厚外排気クーラーでロープロファイル、ブラケット込み23cmと比較的長めのカード長のおかげでまるで羊羹のような異質なスタイル。
カバーは無塗装樹脂で、シールを貼るためなのか僅かな窪みがあるが貼られておらず真っ黒でやっぱり羊羹。それか棺桶。無塗装樹脂かつ平坦なのでシールや塗装による加工ベースにも楽しそう。
2020年9月現在ツクモ系列で比較的潤沢に在庫されているようで通販でも取り扱いあり。税込みで1万円切り(9878円)と単純に1050Tiとして見ても安いのが魅力。保証付き中古品と大差ないかヘタしたら安い。
バルク品なのでパッケージは無くプチプチにくるまれているだけ。付属品ロープロファイルブラケットと端子カバーのみ。
スペック的には普通の1050Tiで、GDDR5 4GB、端子はHDMI・DP・DVI-Dが1個づつ。
若干高音域が気になるが普通に使える
今回は色々玉突きしてたらHD7750と結構古いグラボを積んでいた家族用PCのグラボ交換用として、RX550やGT1030クラスを探していたのだが、1万円切りだしなんか面白そうだったのでこれを購入。なので別にロープロファイル必須とかいうわけではない(古いケースなので外排気はちょっと魅力だが)。
HD7750を積んでいた理由がケースの配置上ATXマザー程度までの長さのグラボしか積めないが、手元に余っているのがそれ以上のでかさのやつばかりだった為。家族は殆どVGAを使うような作業をPCでしないのだが、グラボの世代の古さが起因と思われる不調(動画再生時の不安定、起動コケ等)がたまに発生していたので。
側面も無塗装樹脂なのでシール貼れそう。
この手のグラボで一番気になるのはやはり動作音。
ケースはサイドパネルにメッシュ部分が多い古いケースで内部の騒音は直に出る。
アイドル時は12cmケースファンを800rpm程度まで絞った状態だと、高音域の風切り音が他のパーツより大きくなる。HGSTの古い3.5インチHDDが唸るような低音をだしているPCなのでそちらの方が気になるが、最近のストレージ構成のマシンならアイドル時一番気になってしまう状態になりえる。
一方負荷時は他の箇所の騒音が増える(ケースファンも1200rpm程度まで上がる)のでかき消された。どうもこいつ温度が上がっても極端には騒音が増えないらしい。静かさ重視なら無難にフルハイトのセミファンレス動作モデル等を狙った方がいいが、静音狙い構成でなければ全然使える範囲の音だと(個人的には)感じた。
アイドル音を下げられないかとMSI Afterburnerを使ってみたが、残念ならがファン制御の操作はできるものの最低回転数を標準以下まで下げる事ができなかった。負荷時は相応に本体が熱をもつので、小型ケースで冷却力を重視するならAfterburnerで回転数を上げるのもアリか。
新品なので1年保証もついているし、中古品クラスの値段で買えるので単純に安い1050Tiとして魅力があるし、外排気やロープロファイルを求める環境には貴重な選択肢。補助電源なしで、ヒートシンクがトゲトゲしてなく持ちやすい(何)のでテスト用予備グラボとして持っておいてもいいかもしれない。ただ23cmという長さには注意。
ところでクリアファイルのオマケにちょうどいい値段なのになんでクリアファイル本体取り扱い終わっちゃったんですかツクモさん…
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購入金額
9,878円
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購入日
2020年09月19日
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購入場所
ツクモex
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