レビューメディア「ジグソー」

ライブで魅力を増すバンド

アニメ・ゲーム等で展開されるバンドリ!(BanG Dream!)には、バンドものであるだけに、多くのバンドが登場します。その中の一部には、声優がそのまま実際のバンドを組んで活動しているものがあります。

 

まず第一弾として登場したのが、主人公が所属するバンドである「Poppin'Party」でした。こちらはプロジェクトの開始と共に動き出した企画であるために、2015年結成で既に5年以上の活動歴があります。

 

そしてその次に登場したのが、本作「Wahl」をリリースしたRoseliaです。結成が発表されたのは2016年ですが、実際に演奏を発表したのは2017年となります。

 

Roseliaは作中では本格派バンドという位置づけであり、Poppin'Partyよりも格上感を出す必要があったこともあり、激し目のゴシックロックを中心に演奏するバンドとなっています。

 

後にキャストが演奏しないグループのバックバンドを務めていたRAISE A SUILENが劇中に役を割り当てられて第3のリアルバンドとなったり、新人キャスト+プロミュージシャンという構成のMorfonicaがデビューしたりしていますが、これまでは基本的にPoppin'PartyとRoseliaがリアルバンド活動の中心的存在となってきました。

 

 

と、わかったように説明していますが、私自身この関連は調べて書いている状態でほとんど知りません。ただ、先日掲載した「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」における演奏に感心したRoseliaをしっかりと聴いてみようと思い、丁度発売前だった本作を予約して購入したというだけなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、あまり深く語る要素はありませんので、早速収録曲を確認してみましょう。

 

 

01. R
02. BRAVE JEWEL
03. Determination Symphony
04. FIRE BIRD
05. Safe and Sound
06. Avant-garde HISTORY
07. Break your desire
08. Re:birth day
09. Neo-Aspect
10. 約束
11. “UNIONS” Road
12. Song I am.

 

 

本作はRoseliaとしては2作目のアルバムですが、1作目「Anfang」発表後にメンバーが2人入れ替わっていることもあり、一部の楽曲(「Determination Symophony」「Re:birth day」「Neo-Aspect」)は「Anfang」からの再収録となっています。

 

バンドリ!の音楽はアニメ・ゲーム等の音楽制作で豊富な実績を誇る「Elements Garden」により制作されていて、収録楽曲の水準は結構高いと思います。ライブではリアルバンドであるRoseliaですが、アルバムについては通常のプロミュージシャンや打ち込みによって演奏されていて、演奏の個性などは特にありませんが…。

 

 

公式の試聴動画が公開されていましたので、そちらを紹介しておきましょう。

 

 

 

 

更新: 2020/11/03
総評

付属のライブBlu-rayが本編

今回購入したのは「Blu-ray付き生産限定盤」呼ばれる、通常のCDの他に2019年8月3・4日に開催された2Daysのワンマンライブ「Flamme」「Wasser」の模様を収録したBlu-ray2枚がセットとなっているものです。

 

 

 

 

 

 

 

ついでに特製ブックレットも付いているようですが。

 

 

 

 

 

 

 

このBlu-rayに収録されているライブについては、CM動画で少し映像が使われていますので、紹介しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

期間限定(その期間は不明)ながら、このBlu-rayに収録されている1日目の「Flamme」から、「FIRE BIRD」のライブ映像が公式で公開されましたたので、追加で紹介しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに追加で、上記「FIRE BIRD」の翌日に演奏された「Ringing Bloom」(アルバム未収録曲)も公開されましたので、そちらも掲載しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丁度上で紹介しているAnimelo Summer Liveと同じ月に開催されているライブですから、このライブをベースとして、短時間のパフォーマンスに集中したのが、私が見て感心したパフォーマンスAnimelo Summer Liveの演奏だったということでしょう。やはり長時間のライブだけに、明らかにわかるミスなどはあります。

 

ただ、改めて感心するのは、CDに収録されている楽曲も、ライブ演奏で聴くと楽曲の魅力が増して聞こえるものが多いというです。

 

実は1作目の「Anfang」もBlu-ray付きを買ってあり、初期のライブと見比べてみたのですが、演奏のクオリティは別物といえるほどに向上しています。

 

元々初期メンバーは、キーボードを担当していた明坂聡美を除き楽器経験者ゼロだったそうですが、ベース担当の遠藤ゆりか(芸能界引退に伴う卒業)→中島由貴、キーボード担当の明坂聡美(突発性難聴により活動継続不能)→志崎樺音と、いずれもプロ経験こそないものの演奏の技術がある程度備わったメンバーに交代したことにより、出来ることの幅も結果として広がったように見えます。

 

またオリジナルメンバーの3人についても、ヴォーカルの相羽あいなは声の安定感が飛躍的に向上していますし、ドラムの櫻川めぐは高難度のリズムも十分にこなせるようなっただけで無く音の力強さが大きく向上して、立派にロックバンドのドラムとしての音を出しています。ギターの工藤晴香は、地味なもののプレイの幅はかなり広がっています。このメンバーとなってからの演奏は、日本のガールズロックバンドとして十分にレベルの高いパフォーマンスに達しているでしょう。

 

弱点としては、どうても兼業バンドであるためにレパートリーの増え方が遅いことで、ライブでも幕間映像で時間を稼いでいる部分が出来てしまうということでしょうか。とはいえ、その映像では演奏していない時のメンバーたちのポンコツぶりがよく出ていて、これはこれで面白いのですが…。

 

  • 購入金額

    9,130円

  • 購入日

    2020年07月14日

  • 購入場所

    楽天ブックス

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • 北のラブリエさん

    2020/09/19

    あまり知らなかったけど、ライブ見ちゃうと気になりますね!
  • jive9821さん

    2020/09/19

    > 北のラブリエ さん

    特に初期からのメンバーは楽器未経験で、ごく普通に声優として活動していたということを考えると、3年にも満たない期間でよくここまで仕上げたなと思います。

    ドラム担当の櫻川めぐなど、Roseliaになる前はラブライブ!の最強スクールアイドルのリーダーだった人ですし…。

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