レビューメディア「ジグソー」

調子に乗って、また1台

レノボが販売していたワークステーションです。

ワークステーションとは言いますが、実質は少し頑丈なデスクトップパソコンです。

 

ジャンク品としてオークションに出ていたものをゲットしました。

理由は「BIOSロックが掛かってるから」と「ストレージが入っていないから」というもの。

入手後にUSBポートが2つほど故障してることがわかりました。これもジャンク理由。

 

BIOSロックはレノボのユーザーガイドに解除の手順が記載されていたので、簡単に解除できました。

セキュリティに絡む問題なので、詳細は記載しないことにします。

必要な方が調べればいいと思うので。

更新: 2022/02/06
スペック

業務用PCとしては余裕のある設計

自分が購入したやつは、以下のようなスペックでした。

2020年の基準で見ると、高性能とはいいがたいですね。

7年前のゲーミングPCとどっこい、というところでしょうか。

  • CPU:Xeon E5-1620v3 4c/8t
     →Core i7-4770と同世代
     →のちにXeon E5-1650v3に交換。6c/12tなので、4770より少し上。
  • RAM:DDR4 32GB(レジスタードメモリ)
     →クアッドチャネル。8GBを4本
     →同じ要領のメモリを増設したらブートせず。メモリ側の制約?
  • VGA:nVidia Quadro K4200
     →GeforceだとGTX670相当。補助電源あり
     →RX580に載せ替え。
  • HDD:なし。3.5/2.5兼用トレイを4本搭載。
  • SATA:6ポート+eSATA1ポート。
     →eSATAは純正オプションでフロントパネルまで延長可能
  • 電源:680W、独自形状
     ビデオカード用補助電源ケーブル有り。6+(6+2)pin
  • 5インチベイ2つあり。
     →1つが5インチ光学ドライブ、もう1つがカードリーダーで埋まってる。スリムドライブの増設がまだ可能
  • USB3.0が8ポート、USB2.0が4ポート(うち2ポートが破損?反応なし)
  • キーボード、マウス用に独立してPS/2ポートあり
  • LAN:GbEが1系統
  • RS232Cポート1系統あり
  • OS:Windows 8.1 Pro ステッカーあり
     →メインボードにデジタルライセンスあり
  • メーカー保証:期限切れ
     →シリアル番号から、2015年11月ごろ出荷のモデル

ビデオカードの選択肢が複数あるためか、補助電源ケーブルが最初から入っています。

拡張スロットもビデオカード用は2本あるので、選択肢は多いでしょう。

電源容量も最初から680Wと、ちょっと大きめです。

マザーボードも含めて専用規格なので、他のものへの載せ替えは不可能です。

 

シリアルポートは、UPS用ですかね。

Windowsだと出番はほぼないですが、シリアルコンソールとしても使えます。

 

ケースファンは3個、前に1個、後ろに2個です。

すべて4ピンPWM制御です。

コンセントに接続したとき、一瞬だけドライヤーのような音が出ます。

サーバーグレードの強力なファンを使って、温度で制御してるようです。

 

Dellと違って、ファンの回転数を上げておくことができません。

ベンチマークした限りだと、吸気が足りていないため熱がこもりやすい傾向があります。

 

Windows 10 Proを入れたところ、デジタルライセンス認証が通りました。

 

更新: 2022/02/05
良いところ

黒いMac Pro的な整備性の良さ

BIOSロック解除のため、到着後すぐに分解しました。

パット見は黒いMac Proです。

 

部品交換が非常にやりやすい構造です。

換気を考慮して大型のシュラウドが組み込まれています。

工具はほぼいらないと見ていいと思います。

 

 

更新: 2022/02/05

Quadroの発熱に注意

ベンチマークテストをしてて気づいたのですが、Quadroでゲームはいけませんね。

世代を考えたら頑張ってるんじゃない?的な性能は出るんですが、発熱が明らかに多いです。

50度でスタートしても80度シレっといきます。

途中でダウンクロックしてる様子も有りました。

 

シングルスロットの薄型ファンと、不十分な換気のケースだと冷却しきれないようです。

本来は3次元CADとかで使うカードですしね。

そんな限界ギリギリの駆動を連続するものではないんでしょう。

 

おそらくは映像編集にも向かないです。

プレビューで連続的に負荷がかかるし、エンコードにGPUを使ったら持ちません。

 

 

更新: 2022/02/05

ゲーミングPC化

ビデオカードをRadeon RX580に交換しました。

クロックと電圧を下げる設定をしてますが、騒音はそれでも大きいですね。

ゲーミング用PCとしては、中の下ぐらいだと思います。

ETS2を4kかつ最高画質の60fpsで遊べるので、自分は満足ですね。

 

最近のクソ重たいゲームだと、フルHDにすれば大丈夫だと思います。

更新: 2022/02/06

CPUの交換

デルのWSでCPU交換したときに取り外したXeonを移植しました。

押し出されたのはXeon E5-1650v3、6c12tです。

偶然ですが、ThinkStation P500の上位モデルに搭載されてるCPUと同型でした。

※これのおかげでBIOS更新などもする必要ありませんでした。

 

交換作業自体はいたって簡単で、取り換えるだけでOKでした。

……が、同時に行ったメモリ交換で失敗したのか何度やってもブートしない。

結局増設したメモリをすべて撤去することでブートできるようになりました。

 

ストレージもマイクロン2200sというNVMe SSDを乗せました。

これもデル製PCのお下がり。(デルだとクラス40 SSDという名前でBTOに出てるはず)

ちなみにNVMeのSSDについても純正オプションで対応があったので、問題なく認識できています。

純正オプションのボードがないため社外品の適当な変換ボードで拡張スロットにつけてますが、ロジックボード側からは特に警告も何も出てないので問題なしでしょう。

  • 購入金額

    23,000円

  • 購入日

    2020年05月22日

  • 購入場所

    ヤフオク

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