PCで動画編集をするにあたって、NVENCの力を借りているのだが、従来から使用しているNVIDIA Geforce GTX650からGTX1660に変えることで、パフォーマンスにどれだけ差があるか調べてみました。
あくまで動画編集なので3D能力は見ていません。
シンプル&コンパクト
大型のシングルファン搭載モデルで、カード長も168mmとかなりコンパクト。2スロット占有するし、8pin補助電源も必要だが、ケース内の配線等もきれいにまとめられる。
内容物は基板1枚と多言語マニュアルだけ。マニュアルにはPALITの文字があるが、ボード自体はもとよりファンの中心部にも何の文字も飾りもなく、シンプル。
背面はこんな感じ。コネクタはDisplayPortとHDMIそしてDVI-Dがある。
小さな力持ち的な・・・
ミドルクラスのGTX1660がこんなに小さなボードに収まってるのが驚きなくらいです。
仕様としては次のとおりです(メーカーサイト参照)
型 番 :GF-GTX1660-E6GB/SF/P
G P U :NVIDIA GeForce GTX 1660
コアクロック :Boost:1830MHz
メモリクロック:8Gbps
ビット幅 :192bit
メモリサイズ :6GB
メモリ規格 :GDDR5
出 力 :DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1
バ ス :PCI-Express 3.0(x16)
補助電源 :8pin×1
冷 却 :空冷ファン(2スロット占有)
サポート :DirectX 12、HDCP、RoHS
1660Tiでも1660SUPERでもないので、ミドルクラスとしては平凡な数値かと思います。
ドライバディスクは付属していませんので、ダウンロードしてインストールします。
NVENCで使ってみると
ビデオカメラから取り込んだ20分弱のm2ts動画をmp4にエンコードして比較してみました。
比較に使用したPCは、
M/B:GIGABYTE GA-H87-D3H
CPU:Intel Core-i5 4570S(2.9GHz)
MEM:8GB
OS:Windows10 Pro 64bit
ソフトは、MAGIX VEGAS Pro 17 です。
まず、手始めにAVC/AACですが、これはCPUのみのパワーなので、差はありません。
次に、AVC/AACをNVENC使用してエンコードしてみました。GTX650は約24分なのに対し、GTX1660は約20分と短縮されていますが、思ったほどの差はありません。
次に、HEVC/AACをIntel QSVにてエンコードすると・・・。なんと1時間半も掛かってしまいました。こちらもCPUのみなので差はありません。
最後にGTX1660にしかでてこなかったHEVC/AAC(NVENC)です。こちらはAVC/AAC(NVENC)と同等の時間でエンコードが完了しています。
結果:
AVC/AACではNVENCを使用したエンコードに大きな差はなかったものの、HEVCでNVENCが使えるようになったのは大きいですね。
Intel QSVと比較すると1時間半が20分で完了するので、4分の1ぐらいの時間に短縮されています。
動画配信等でHEVC(H.265)でエンコードする人にはいいかもしれませんね。
-
購入金額
22,000円
-
購入日
2020年05月01日
-
購入場所
amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。