何かの取り外し品と思われるディスクリートオペアンプのモジュールを入手しました。ビンテージ品なのでデータシートがありませんが、出品者の説明によれば、電源は±15~±20Vに、負荷は75Ωに対応しているそうです。
音が濁る?
ディスクリートオペアンプにしては見通しが良くありません。共感覚的な表現で申し訳ないのですが、なんか乳白色な感じです。分離は良いのに、やや濁った音がします。分離の良さ以外はOPA2134クラスです。
誰だディスクリートは音がいいって言った奴は。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
これ前提で設計することになる
前述のように、電源電圧±15~±20Vで動作します。電圧や大きさから言って、ポータブル機器には全く向きません。据え置きで使いましょう。
大きさやピン配置は、かつてのディスクリートオペアンプで一般的だったAPI2520互換となっています。1個で1回路なので、ステレオで使うには2個必要です。今回は2個セットで入手しました。高さは1.4cm(ピン除く)で少し低めです。
基板を起こす場合は問題ないのですが、一般的なDIPのソケットで使うためには、変換基板を作る必要があります(私はユニバーサル基板で作りました)。電源ピンは+V、−VのほかにCがありますが、無視しても動作します。
また、過渡波形を見る限り、回路によっては位相補償をしたほうが良いようです。
発熱はそれほどしない
24V駆動のcMoy回路では、室温26.8℃に対しパッケージ表面温度が29.0℃になりました。
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購入金額
3,800円
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購入日
2020年04月19日
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購入場所
ヤフオク
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