何かの取り外し品と思われるディスクリートオペアンプを入手しました。Over Qualityというブランドで、略称で「オバQ」と呼ばれるようです。外装には「Wide Range Discrete OP Amp」と書かれています。
アタック感が強め
同様のパッケージで以前入手したHM2010が散々な結果だったのであまり期待していませんでしたが、こちらはZobelフィルタなしでも聞ける音質です。情報量が増えてにぎやかですが、OPA627と比べるとアタック感が強くなるようでドラムが目立つ印象です。全体的にMUSES03に近い気がします。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
ピン配置だけ注意すれば使いやすいか
かつてディスクリートオペアンプで事実上の標準だったAPI2520互換のピン配置になっています。IC用のソケットで使うには変換基板が必要ですが、そのような変換基板は見たことがありません(あったとしても大きすぎて他の部品と干渉すると思います)。このため、ユニバーサル基板で作っています。
API2520互換パッケージは1回路品しかないので、ステレオで使うには2個必要です。私は2個購入しました(下記の購入金額は1個の値段です)。
データシートがないため不明ですが、±12Vで動作を確認しています。過渡応答を見る限りユニティゲインで安定するようなので使いやすいと思います。
それほど発熱しない
24V駆動のcMoy回路では、室温24.9℃に対してパッケージ表面温度が29.9℃まで上昇しました。
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購入金額
1,500円
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購入日
2020年04月19日
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購入場所
ヤフオク
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