以前使っていたモニタが1台映らなくなったので買い換えました。17インチでDVI-D入力で手ごろな価格の中古品を探した結果見つけたものです。なぜ17インチのスクエア液晶(ワイド液晶に対して従来のアスペクト比のものをこう呼ぶ)なのかというと、「サブモニタである」「デスクが狭い」という理由に尽きます。
もとは法人向けモデルだったようで、盗難防止用ワイヤーの取付穴が付いています。なお、ワイヤーロックは別売りです。私は使わないけど。
なお、VL-17BSSPは保護パネル付きモデルです。保護パネルなしのVL-17BSSもあったようです。このモデルにはVL-17ESSPという後継品があり、こちらはD-Sub(アナログ)端子が廃止され、VESAマウントが大きいほう(10mm角)になっているほか、省エネ性能が向上しているようです。
入力はDVI-Dシングルリンクか、ミニD-Sub15ピン(アナログ)が使用できます。今日日(きょうび)アナログD-Subなんて使う人がいるのかわかりませんが(実際、後継品ではD-Sub端子が廃止されています)、これが発売されていたころはまだD-Sub入力の需要もあったのでしょう。
画質設定は標準、sRGB、文書、写真の4モードがあり、「文書」にすると色温度が下がり目が疲れにくくなります。
解像度は1280×1024です。サブモニタとしてはいまでも使える程度です。
サブモニタにちょうどいい
デスクが狭い環境でもマルチモニタ環境にしやすい大きさです。かといって小さすぎて作業しにくいということもなく、解像度も1280×1024が確保されています。
VESAマウント対応
VL-17BSSPは多くのディスプレイと同じようにVESAマウントに対応しています。VESAマウントは小さいほう(75mm角)です。今まで使ってきたものは大きいほう(100mm角)に対応していましたが、私が使っているモニタアームは両対応なので大きな問題になりません。
VESAマウントを行うにはスタンドを外す必要がありますが、ねじを外した後固定している爪を外す必要があります。裏面に引き上げるように引っ張ると外れました。
省エネ支援機能
画面の明るさを25以下(設定範囲は0~100)にするとエコモードとして認識されます。この機種には、エコモードでどれだけ消費電力を削減できたかを表示する機能があります。
普段から輝度を下げているのであまり実感できませんが、周りの明るさに応じて(明るさセンサーが付いています)、また規定未満の解像度になっているときに自動で輝度を下げることによって消費電力を抑えるように設定することもできます。
また、液晶自体も消費電力が抑制されているとメーカーでは紹介しています。スペック上の消費電力は19Wです。ちなみに私が使用している別のディスプレイでは38~45Wなので半分になっています。
スピーカー搭載
この機種はステレオスピーカーを内蔵していますが、私は使用しません。DVIは音声出力ができないので、別途スピーカー用の端子があります(おそらくステレオミニジャック)。
ホワイトバランスについて
この機種では昔から使われていた冷陰極管ではなく、LEDバックライトを採用しています。それが理由かどうかはわかりませんが、画面が少し青っぽい(色温度が高い)ような気がします……と思ったので、iPhoneのサードパーティー製カメラアプリでホワイトバランス6500Kに手動設定(標準アプリではできませんが、サードパーティーのアプリではできるものがあります)して白一色の表示を撮影して確認したところ、むしろ従来使っていたものが赤っぽい(色温度が低い)ことが分かりました。
LEDバックライトの性質上フリッカー(ちらつき)が出ますが、シャッタースピードを1/10sか1/20sにするとフリッカーが写らなくなります。
白色表示の様子(sRGBモードで明るさ最低値、露光時間1/20秒・感度ISO64・ホワイトバランス6500K)
プロユースを意識してか、液晶パネルはノングレアです。これが評価点であるのは、個人的にグレア液晶は邪道と思っているからです。
液晶はノングレアに限る。
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購入金額
3,280円
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購入日
2020年04月09日
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購入場所
ジャンクワールド(楽天市場)
まこりんさん
2020/04/12