基幹ケーブルと基幹ケーブルの接続用に、TP-LINK のスイッチングハブ「TL-SG105」を購入。
型番は数字3桁の右1桁目がポート数、「P」が付くと PoE 機能付、「E」が付くと VLAN 機能が付くみたい。このアルファベット文字の付かない SG105 はパケット転送機能だけで他に何の機能も持たないノンインジェリテントスイッチになります。
TP-LINK は正直、避けていたメーカーなのですが、今回初めて評価機として購入してみました。
市場に出された製品が「普通そんな仕組み・設定にする?」という社会的な問題を数度発生させており、システムデザイン的に脇の甘さが目立つ製品設計という偏見が自分の中にあります。なんていうか中国企業独特の想像力の欠如みたいなものが個人的に感じてしまう。
そんなわけで、なんで急に TP-LINK なのかというと、やっぱりコスト。
端末を接続するアクセススイッチ(エッジスイッチ)には機能が要らないので大量量産型で充分で、比較する部分がどうしてもコストにしかならないから。
「無償永久保証」と箱に書いてあるのは、ビジネスセンスが良い。
説明書や保証書ではなく、箱に書いてあるのがなによりすごく良い。箱捨てるし。
内容物。特に語るところなし。
ゴム足はシールになっていて、自分で貼るか選べます。僕は貼らないタイプ。
電源アダプターは思ってたより小さい。
大きいサイズのアダプターばかり見てきたせいなのか、小さく感じる。
インジケータはポート側のみ。ポートは筐体の正面です。
いろんな意見があるけど、僕はポートは正面にある方が使いやすいです。
逆にポートが後ろ側の方が使いやすいという意見がよくわからん。
LANケーブルの抜き差しするために本体をひっくり返してもう一度戻すとかよくわからん。
自作したケーブル使ったらインジケータが見えないとどうなってるのかよけいわからん。
そして5番ポートだけ金具が別になっているのが「ここにアップリンクを繋げ」といわんばかりのデザインで良いです。実際には4口タイプの金具を大量生産するという工場デザイン的な理由なんですが。
底面には壁掛け用の穴もあります。
本体サイズなのですが、19インチラックに L3スイッチのヤマハ「SWX3100-18GT」を入れると横に隙間ができるのですが、その隙間にぴったりジャストフィットでした。
この横の隙間を埋めたい! という時にスペーサーとして重宝しますね。
設置したところ。発熱も騒音も無く、良いかんじ。
機能が無いということはおかしな作法をするシステムも無いということなので、セキュリティ高めの場所に導入するのにも抵抗なさそう。
デメリットは何かあるかなぁと考えたけど思いつくところは何もなく、強いてあげるとしたら、最近の最低価格帯のアクセススイッチに搭載されているものが多くなった「ループ検知機能」が無いことかな、と。
僕の場合はループ機能は必ず OFF にしてしまうので、この機能無くて困らないのだけど。
LDF が邪魔だと考えているので。
ローエンドというデザイン
ネットワーク構成的にデスク島の下や配電盤の中に押し込まれて使用するものなので、あんまり外見は必要ないですね。
余分な機能が無いということは、ネットワークに邪魔なパケットが入らないということなので、綺麗に正しく運用できるのは気持ちが良いです。
安価で中国企業という製品を毛嫌いする人も多いと思うのですが、この製品のように敢えて機能の無いものでコスト重視の製品を探しているとするなら、候補の一番目に上がると思います。
メンテの概念すら無くなる
可動部分が無く単純な仕組みなので、特にメンテは考えなくて良いですね。
メーカーは「永久保障」的なことを謳っているので、故障や不良品の不安も無いように思います。
初期設定も無く管理画面も無く、ケーブルを刺すだけのプラグ&プレイ。
とてもシンプルです。
コスト重視なら一番手
最大の特徴が、このコストパフォーマンス。
競合製品の中でも抜群のコスパを持っており、端末側(PC側)に近い位置や小規模ネットワークで活躍ができると思います。
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購入金額
1,800円
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購入日
2022年07月09日
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購入場所
Amazon
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