普段のお正月なら 伏見のお酒を用意するのですが、今年は喪中で準備はしておりませんでした
しかし知り合いが、なにかに役立ててと 黒松白鹿純米吟醸純金箔入りを送ってくれたんです
久しぶりの灘の生一本
灘は男酒 伏見は女酒
俗に 灘は男酒 伏見は女酒と 申します
六甲山系 日本屈指の硬水で仕込む灘の酒
音羽山系 日本屈指の軟水で仕込むのが伏見の酒
伏見の酒蔵 月桂冠の大蔵記念館でのこと
博物館で云う学芸員に相当する係の方が言うには
「日本で清酒と呼べるのは 伏見のお酒だけです
他所が清酒と呼称されることに あえて異は唱えませんが
私達は清酒という言葉に誇りを持っております
長い日本酒の歴史の中で、安全で美味しい清酒の醸造法を確立したのは私達なんです」
しかし
「灘も素晴らしいお酒を醸しておられます
だから灘の酒蔵は あえて清酒という呼称を使われません
自らを 生一本(きいっぽん) と呼ばれておられますよね」
とのことでした
美味しい日本酒には 米 水 杜氏 そして蔵 が必要だと思います
京都は米どころではありませんが、古くからの都なので 全国から良いお米が集まります
長い歴史の中で 杜氏さんの技術の伝承も保たれております
そして 他に例を見ない 音羽山の 軟水
これらが相まっての 伏見の清酒なんだと思います
だからか私は伏見のお酒で「辛口」と表記されていても 額面通りにそれを感じたことがありません
どこが辛いのん?
でも この灘の生一本 黒松白鹿のそれは 確かに 辛口でした
もちろん 水が欲しくなる種類の辛口ではありません
他の言葉で言うと スッキリ
茶色瓶でないことも スッキリを手伝っているような気もします
そして純金箔入り
酒器にひとひらづつ浮かぶように注ぎました
その特別感も手伝ったのか 下戸の家族が 「飲みやすい」と
数分後 心臓がバクバクする とこぼしていたのもご愛嬌
下戸が飲みやすいと言うのですから 俗に言う日本酒臭さとは無縁
非常に口当たりの良い スッキリとした 美味しい日本酒でした 生一本(きいっぽん)でした
燗酒としてより 常温 または 冷酒で 楽しみたい そんな美味しさが楽しめます
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購入金額
0円
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購入日
2019年12月頃
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購入場所
いただきもの
北のラブリエさん
2020/01/07
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1915/68/3/68_3_141/_pdf
ちょっと今日は冷えるのですこし燗をつけていただきますw
フェレンギさん
2020/01/07
昔は吉本新喜劇と双璧 テレビでも毎週見ることができたのですが 今は寂しい限り
そんなことを思い出すのも 日本酒ならではかもしれません