全くそのつもりは無かったのですが、展示品処分特価を見つけて買ってしまった品です。
現在au回線のSIMを使っているiPhone 7 32GBですが、購入後2年超という時期になります。
まだ不具合等が発生しているわけでは無いのですが、iPhone 7は元々歴代iPhoneの中でもバッテリーの持続時間が短い方の端末であり、特にiOS 12以降で目に見えてバッテリーの消費量が増えた気がします。今まで使っていたiPhoneの各端末と比べても、出先でそこそこの頻度で使っているとあっという間に50%付近まで残量が落ち込んできて、あまり安心して使える感覚がありません。
というわけで、このiPhone 7はSIMロック解除済みですからMVNOのSIMに差し替えるつもりで、他にau回線を使うiPhoneを新たに何か調達しようと思っていました。
ただ、元々検討していたのは、全く使っていないiPhone 6を下取りに出すという前提であれば、Apple直販で5万円を割り込むiPhone 8か、それよりは若干高いものの仕様面で当分は使えそうなiPhone XRでした。先日キャリア版のAppleストア販売分のiPhone 11が値引き中というニュースが流れ、iPhone 11も候補に入ってきたという程度の感覚です。私の感覚では、いくら何でもスマホに10万円は払えませんので。
年内にはiPhone 11を本命として買い換えるつもりでいたのですが、たまたま別件で足を運んだ家電量販店で、デモ機の処分が行われていたiPhone Xs Maxが目にとまりました。個人的には6インチオーバーはiPhoneとしては大きすぎる(iPhone 8はiPhone 6以降の標準サイズである4.7インチを保っています)とは思うのですが、ホームボタン廃止後のiPhoneは全て5.8インチ以上で、しかも最廉価モデルの方が中間モデルよりも大きいのですから仕方ありません。どうせ大きくなるのなら開き直ってMaxでも(安ければ)良いだろうと考え、iPhone XR程度の予算でiPhone Xs Maxを入手したというわけです。
Appleのデモ機には、市販モデルとは異なる専用型番が与えられるのですが、箱や添付品などは通常モデルとは特に変わりません。
外観も通常モデルと特に違いは無いはずです。一応出荷時の保護フィルムが残っていましたので、画面保護フィルムやケースを調達するまでの間に合わせとして、包んでおいて貰いました。
細かく見れば、僅かな傷などはあるのですが、使っていて気になる部分は特にありませんでした。
クイックスタートから直接iPhone 7のデータを移行しようとしたのですが、iOSのバージョン不整合(受け側の方が旧バージョンのためかも)があったためか上手く動かず、結局一度最低限の環境を作ってからiTunesでiPhone 7のデータを復元する形としました。
6.5インチはやや持て余す
Appleでは既にiPhone 11 Pro Maxへと移行しているため、生産完了という扱いで商品情報が公開されていません。ただ、サポートサイトに技術情報は掲載されていますので、そちらから主な情報を拾ってみましょう。
・CPU A12 Bionic+Neural Engine
・RAM (サポートサイト上では非公開だが)4GB
・ディスプレイ 6.5インチ OLED SuperRetina HD 2,688×1,242 px(HDR対応)
・12MP デュアルカメラ
・NFC搭載(Apple Pay、FeliCa対応)
・4x4 MIMOとLAA対応ギガビット級LTE4
・2x2 MIMO対応802.11ac Wi‑Fi
・Bluetooth 5.0
さすがに今まで使っていたiPhone 7とは全く次元が違うスペックとなっています。とはいえ、iPhone 7も若干のもたつきこそあるものの、ユーザーエクスペリエンスに不満を感じるほどでは無かったのですが…。
後継のiPhone 11 Pro Maxと比べれば少しずつ古い部分はありますが、使っていて明確な差を感じられる部分はあまりないのでは無いかと思います。少なくともiPhone 8以前のモデルと比べてしまうと、動作の快適性は歴然としています。
ただ、6.5インチのOLEDディスプレイは画質も綺麗ですし見やすさも良いのですが、6.5インチはポケットに入れて歩くスマートフォンとしてはやはり大きすぎると思います。せめて5.5インチ以下であればここまで大きすぎるという感覚にはならなかったと思うのですが…。
最高では無いが、当分不満は感じないと思える
普段スマートフォンのベンチマークテストはあまり意味が無いと思って実行することはまず無いのですが、今回は手っ取り早く性能を実感するために敢えて実行してみることにしました。
まずはスマートフォンの定番ベンチマークとして知られるAnTuTuです。
最新のiPhone 11シリーズの方が2割ほどスコアが高いようですが、iPhone Xやそれ以前と比べれば明確に上回っていて、まだまだ充分高速な水準のようです。
ついでに3DMarkも少しだけ試してみました。
計測中の描画は意外と滑らかに見えましたが、この値がどの程度の水準なのかは私自身よく理解できていません。少なくともiPhone XやiPhone 8系よりは大幅に向上していることは間違いなさそうですが。
iPhone 11系のSoC、A13 BionicはGPU周りの性能向上が大きいようで、ベンチマークテストではそれなりに差がつくようです。ただ、私自身iPhoneでゲーム等の高負荷描画を行う機会はまずありませんので、当分はこれで文句ない性能と考えて良いと思います。
今となっては高機能スマートフォンとして割安なのは確か
総務省による中途半端な規制により、1世代前のハイエンドスマートフォンのキャリア向けモデルを格安に入手することが出来なくなってしまいました。製造中止後2年を経過すれば値引き幅を拡大することは出来ますが、PCならまだしもスマートフォンで製造完了から2年も経った端末では、特にAndroid機では性能面でもセキュリティ面でも不安の方が大きくなってしまいます。
自分の個人用途であればそれもアリなのですが、私の場合は仕事が絡むことを考えると、そこそこ現役世代の製品を使わざるを得ません。
Androidは1世代前のハイエンドSoCであるSnapdragon 835を搭載するSONY Xperia XZ Premiumがあるのでまだ良いのですが、iPhoneは既に4世代遅れになってしまっていましたので、仮にiPhone 7に不満が無くても買い換えの必要がありました。
とはいえ、資金の方が厳しいのでiPhone XR辺りでお茶を濁すことも考えていたところで、このiPhone Xs Maxを見つけてしまいましたので、懐には厳しくても買うしか無いということで購入してきました。
結果として、3世代も一気に飛ぶとユーザーエクスペリエンスにやはり大きな開きがあるということを実感させられました。無駄に大きい事など不満も勿論あるのですが、総合的に見れば買って良かったということになるのでしょう。
SIMは当初auのキャリアSIMを使う予定でしたが、方針を変えて最近使っていなかったmineoのドコモ回線を装着して、ここ数日でiPhone 7の役割をほぼそのまま果たせるところまで環境構築は終えました。音声通話はありませんが、iPhone 7も当面はau SIMのまま使うつもりですし、元々通話はほぼ全てガラケーを使っていますので、特に不都合も無いものと思います。
私が大手キャリアを使う理由の一つとなっている、キャリアメール(auのezweb)もこちらで送受信できるようになりましたので、明日以降はメインのスマートフォンをこちらに切り替えて使うことになるものと思います。
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購入金額
54,780円
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購入日
2019年11月30日
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購入場所
ノジマ 幕張新都心店
harmankardonさん
2019/12/04
jive9821さん
2019/12/05
はっきり言ってしまえば値段だけです。これを見つけるまではごく普通にApple StoreでiPhone 11を買うつもりでしたからね。
ただ、今日一日持ち歩いてやはりMaxはデカすぎると再認識させられました…。