父親が亡くなった時 ご参列いただいた方からお声掛けをいただきました
お父さんから「画を書いてよ、僕の画を」 ずっと頼まれていたんですが 間に合いませんでした。
そのうち、そのうちと思っていたのですが もうしわけないことをしました と。
父親が自分の肖像画を依頼していたお相手は 坪内成晃さん
京都精華大学の3代前の学長さんです
因みに坪内さんの次は有名な漫画家の竹宮恵子さん 今の学長はアフリカ出身ウスビ・サコさんです
そして 百ヶ日法要と納骨が住んだ頃 約束が果たされたんです
50年以上のお付き合い
これは おそらく50年以上だと思うのですが 坪内さんがお店のためにデザインしてくださった
マッチ箱です
このタッチは 半世紀を経ても やはり色濃く残っているんだな と感じてます
中央に晩年の父親 常にネクタイもしくはアスコットタイを締め、上着を着ていた様子が忍ばれます
向かって左には母親が
その左右には おなじみのお客様方が並びます
キューを構えている様子は、遺影に選んだ「父親の最盛期の頃の写真」がモチーフだと思います
左上の「玉」は お店の看板がモチーフでしょう
写真をお預けして 肖像画を制作していただけるサービスもあると伺いますが
ここにあるのは 生前の様子を肌で知る方だからこそ描くことができた 肖像画だと思ってます
確かに約束は果たされました
私にもカメラマンやペインターの知り合いはおりますが
果たして 私が死んだ時 この写真を使ってくれ この画を飾ってくれ と言ってもらえるような
人生を歩んでいるのかどうか そんなことを考えさせてくれるきっかけにもなりました
坪内さん ありがとうございます
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購入金額
0円
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購入日
2019年11月頃
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購入場所
坪内成晃画伯からの寄贈品
北のラブリエさん
2019/11/28
とても人柄が偲ばれるような素敵な肖像画ですね。
フェレンギさん
2019/11/28
カーグラフィックの名物コーナー 駄車・名車・古車 デザイナー的見解の執筆者である
永島譲二さんの特別講義が開催されたことがあるんですが 行きたかった
けど行けていない
CG1月号には永島譲二さんのイラストカレンダーが付くのでたのしみにしてます