世界最小のフルサイズレンズ交換式カメラ
SIGMA × ベイヤーセンサー
UHD 12bit Cinema DNG対応
などなど、面白そうなキーワードが並んでいたので、珍しく初日に購入。
本来はしばらく待って、価格的にも落ち着いたところを購入するスタイルなのだが…
SIGMA、よく頑張った。よく頑張ったよ。
よく頑張りましたとよくできました、はちょっと違うなというところ。
タッチパネルの反応は鈍く、二世代・三世代前の様。
ミラーレスのため、電源は常時ONではなく、使用するときのみONにしたいのだが(バッテリーを食うため)、立ち上がりも二世代前のカメラ的に遅い。
価格的にもコンセプト的にも大変よくできているのだが、こういう細かいところが「惜しい」カメラ。
ただ、ファームウェアでなんとでもなりそうな上、発売の遅れもファームウェアを煮詰めたためと言われているため、そういうところを発売後もブラッシュアップしていくスタンスなんだろうとは期待できる。(レンズのUSBドックの様な感覚がある会社という部分も含め)
なお、一般的な2,400万画素のベイヤーセンサーカメラなので、最近のSIGMAレンズ、特にArt・Sportsや単焦点を使えば解像感の高い写真が得られるが、それは別に本体がSIGMAでなくてはならないわけではない。
というわけで
メリット1:小さい
同じLマウントでもフルサイズにこだわらなければパンケーキのあるLEICA TL2があり、マウントにもこだわらなければマイクロフォーサーズ陣営をはじめ、コンパクトで良いシステムはたくさんある。
メリット2:ベイヤーセンサーで高感度もOK
今までのSIGMAユーザーには驚異的だが、これも他社であれば達成済み。特に高感度が必要になるシチュエーションではDC-S1シリーズの強力なボディ内手振れ補正などが効いてくるので、あまり魅力とならない。
メリット3:UHD撮影
いずれにせよ外付け前提であれば、別にS1でもZ6でもいいよね。
もちろん、これらのバランスの中でとても面白いカメラだし、買ったことに後悔は全くないし、これからしばらくは持ち歩くことになると思うが、今日はカメラを!というときにフルサイズミラーレスを一台、マルチに使いたいというなら、素直にPanaのS1に行った方が近道かなとは思う(常にカバンの中にだとfpに圧倒的な分がある)。なにせPana S1にはfpにはない強力な手振れ補正と疲れないEVFが付いているのだから。
また、Foveonの様に、何枚かに一枚、ちょっと写真撮ってて良かったなって思えるようなデータが上がってくるような事もないので、静止画のみなら来年のFoveon待ちが正しい気がする。
逆にfpで素直に良かった点を挙げると、まずは小さいこと。それから、液晶がSIGMAにしてはとても品質が高い。そして、小さい。また、背面ダイヤルの真ん中のボタンクリックでセンターが拡大され、マニュアルフォーカスがしやすくなる。もちろん、小さい。
あと、本当にコアシステムとして作られているので、これから何ができるのかを考えるとワクワクするよね。それが一番大事かもしれない。
作例
まだ一日で、そこまでしっかりは撮影できていないが
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM + MC-21
35mm f1.4 1/8000sec ISO100
SIGMA 45mm F2.8 DG DN
45mm f4 1/160sec ISO800
SIGMA 45mm F2.8 DG DN
45mm f2.8 1/500sec ISO100
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購入金額
237,600円
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購入日
2019年10月25日
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購入場所
ビックカメラ名古屋駅西店
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