期待のアップデート「Catalina」がついに来ました。私は MacBook Air early 2014 で使用します。
(R1.10.28追記) 無理矢理Sidecarを有効化した話。
iPadとの統合(Skylake以降)
今回のアップデートの目玉はSidecar機能です。iPadを持っていると、サブモニタや液タブとして使えるようになります。ハードウェアと一体不可分なApple製品のOS方針があってこそできる機能です。Windowsでやろうとすればまずドライバが必要でしょう。
……と思いましたがMacbook Airは2018以降(Proは2016以降)のみの対応で、第6世代(Skylake)以降のIntelMacだけとホワイトペーパーに書かれていました。
私の手持ちじゃ使えない……
iPadはApple Pencilに対応している機種であれば大丈夫なのでMacを買い換えれば使用できると見られます……が、そんな金がない。
iTunesを3分割
もう一つの大きな変更は、大きくなりすぎたiTunesアプリが整理され分割されたことです。ミュージックアプリとあと2つですが、私はミュージックアプリしか使わないので残り2つはDockから外してあります。ライブラリは変換してくれるはずですが、弾かれました。
こんなことを言われました。私の環境はWindowsの母艦からNAS経由で共有していたものなので(ライブラリの追加日を保存するためです)おかしなことになっていた模様です。MojaveまではiTunesだったので大丈夫だったのですが、内部構造が変わったのでしょう。
デフォルトシェルはzsh
細かい変更としては、ターミナルのデフォルトシェルがzshになりました。zshはbashより速く(というかbashが遅い)高機能です。仮想環境のLinuxではzshを使っています。
セキュリティが強化、その一方
Appleはユーザーのためにセキュリティを強化しています(なんせApp Storeで公開前に審査しているくらいですし)。Catalinaでセキュリティがさらに強化されたようです。
ただ、一部のソフトが正常に動かないようで、balenaEtcherというイメージ書き込みソフトが正常に動作しませんでした。GNU ddrescueはsudoすれば動きます。
そのほかにもAudacityの最新版が動かないことが報告されています。
32ビットアプリのサポートは廃止されました
High Sierraで既に非推奨になっていた32ビットアプリのサポートが廃止され、起動しなくなりました。充分移行期間はあったでしょうから多くは64ビットに移行したはずですが、稀にそうでないものがあります。確認した限りでは、Inkscapeが安定版でまだ対応しておらず、ベータ版のみの対応となっています。
無理矢理Sidecarを有効にする
本来対応していないSidecarを有効にする方法があるようです。SidecarPatcherというソフトがそうですが、これはSidecarCoreのブラックリストを書き換えることで無理矢理対応させるというもののようです。
しかし、私の環境では動きません。特にエラーメッセージはなく、SIGKILLで落ちるだけです。
さらに調べると、Free Sidecarというソフトがあるようで、同じ仕組みで動作するようですがこれはGUIがあります(でもターミナルを使うのが前提)。これは動きました。やり方は書きません。
さあiPadをペンタブにするぞ! と思いましたが、まず「2ファクタ認証が設定されていません」と怒られます。無線接続を前提とするので、セキュリティのため2ファクタ認証が必要のようです。
しかし、そのためにはiPadにパスコードを設定する必要がありました(今までパスコードなしで使っていた)。
2ファクタ認証を完了すると、接続できます。1度目はタイムアウトで失敗しましたが、何回か試すと成功しました。私の環境ではUSB接続でもワイヤレス接続でも使用できましたが、ちらつきます(USB接続でも)。どうもこの辺りが、サポートされない理由のようです。
GIMPで使ったところ、GIMP側で動的特性の設定が必要だったものの、傾きや筆圧もちゃんと感知してくれます。ただ、両側にパネル表示しているとワイド画面じゃないと使いづらいんですよね……
あと、MacBook Airの非Retina機なのが影響しているのかそんなに解像度が広くできません。ただ、フォントレンダリングはくっきりしていました(第6世代iPad)。
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購入金額
0円
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購入日
2019年10月12日
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購入場所
北のラブリエさん
2019/10/13
特に2019/10/13で出ているベータはちょっと危険かも。