レビューメディア「ジグソー」

自分にピッタリの製品だと思って買ったんだけど

前から気になっていた赤いターンテーブル Pro-JectのESSENTIAL 

 

予算より大幅に安く入手できて 非常に満足しておりますが 

唯一不満なのは付属のターンテーブルシート

 

薄くて ペラペラのフェルトシートなんです

 

レコード盤を置いて 試しに左右に回してみると 見事に滑ります

 

かつて昭和のオーディオファイルは、思いスタビライザーでシートとレコード盤を密着させたり

エアポンプでシートにレコード盤を吸着させたり 

とにかくターンテーブルとレコード盤を一体化させるためにお金も労力も惜しまなかったんです

 

私は、ラックスマンが売り出していた鉛混入の分厚くて重たいゴムシートと

   パイオニアが出していたJP-501というブチルゴム製のシートを愛用してました

 

特にパイオニアのそれは 未だにマニアの間では語り草 中古市場では定価の数倍で取引されていることもあるようです

 

ただPro−Jectのトーンアームには高さ調整機能が備わりません

薄いシートを探さなければなりません

 

ウェブで見つけたのが このオヤイデ電気製の 薄いブチルゴム製のターンテーブルシート

 

これしかないな 安いしダメ元OK 試してみよ と 買ってきました

 

 

更新: 2019/09/27
機能性

滑らなくなった  そしてストロボシートは、、、

総重量100グラムに過ぎない製品ですが 折目が付かないようにと気を使ってくださったのか

過剰包装ともいえそうな大きな箱で配送されてきました 

 

 

台紙には紙製のストロボシートが印刷されています 取り外して使う仕組み

 

これが標準装備のフェルトシート

実測15グラム弱

 

こちらがオヤイデ電気のブチルゴムシート 分厚さの違いは1ミリ以下

レコード盤にも分厚い薄いの違いがあるので 許容範囲内と考えます

実測77グラム弱  これもレコード盤の重い軽いの範疇と捉えて 大丈夫でしょう きっと

 

左がブチルゴムシート 右がフェルトシート 

質感の違いは大きい スリップ性能も大きな差がありましょう

 

見た目という意味では フェルトシートの方が良いかも知れません

特にブチルゴムシートは埃を留める傾向があるので それを嫌う人も多いと聞きます

 

これがオマケのストロボシート 50Hz 60Hz 33.3回転 45回転 78回転

合計6列のストロボが円周上に並びます

 

昭和なら 部屋の蛍光灯がストロボの代わりをなしました

でも 今は 仮に蛍光灯が有ったとしても その多くはインバータ制御なので 

ストロボとしての点滅がありません 

LEDや白熱灯も その役を成しません

 

たまたまガラス越しに入る テント内の40W直管の光源があったので 懐かしいストロボマークの

停止を眺めることができました

ただ 仮に 早め・遅めの回転を知ったところで ESSENTIALには回転数制御機能はありません

精神安定剤として 使いましょ

 

 

オーバーハングゲージ 

ユニバーサル型ではないので もしもカートリッジを交換した際には この種のテンプレートが

必ず必要になります

 

 Pro-Jectにも小さなオーバーハングゲージが付属してます

既定値は22.2ミリでした

 

 

更新: 2019/09/27
音質

付属のフェルトシート と比べて 大きな変化なし

 

 

多少重くなったし 明らかに滑りは減ったし

過去のパイオニアJP-501の良い思い出もあるし

ぐっと重心の下がった低音 押し出しの強いベースライン 切れの良いバスドラム

響くスネア 切れるシンバル 

 

そんなことも予想しながら 期待しながら 交換しました

 

けど

 

あまり変化は無かったな〜

ブラインドテストされたら 聴き分ける自信はありません

 

 

もしも お試しで貸してもらえたら たとえ二千円といえども 丁重にお返しすると思います

 

Pro-Jectも ターンテーブルの専業メーカー 薄いペラペラのフェルトシートといえども

ある程度の吟味をした上で採用してるんでしょう

 

上級機の中にはレコード盤と同じ素材のターンテーブルという製品もあるようです

密着 制振 防振 一辺倒の考え方に基づかない音決めをされているのかもしれません

 

とはいえ せっかく買ったんで このまましばらく使います

 

もしも印象が変わったら 追記します

  • 購入金額

    2,041円

  • 購入日

    2019年09月24日

  • 購入場所

    ビックカメラ通販

12人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • jive9821さん

    2019/09/27

    薄さという意味であれば、47研究所の豚革などが良いかも知れません。



    フェルトも音質的には意外と良いものもあるようですし、ブチルゴムは重量で稼ぐ部分もありますので、その意味で薄手のものでは目立った差にならなかった可能性もあります。
  • フェレンギさん

    2019/09/27

    激変を期待してたんですよ〜

    ESSENTIAL それなりの完成度を持って世に出ていたということなのかもしれません
           フォノケーブルもRCAプラブも 結構吟味されてたし

    お伝えできてよかったです
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