レビューメディア「ジグソー」

憧れの"s"付き

海外赴任に伴ってX1 Carbonを購入した昨年。

文句のつけようのない優等生ぶりでメインPCを務めて頂いています。

ただ、嫁様がPCを使うようになったので、相談したところ安いのなら好きなの買っていいよとのことで好きなのを買いました!(*´ω`*)

更新: 2019/09/25
購入動機

憧れのウルトラモバイル

ThinkPad Xシリーズは2000年から現在まで続く定番モデルで、2019年で13インチへ移行となってしまいしたが、12インチモデルをメインとして続いてきたシリーズです。

 

X201/201sはX200/200sのマイナーチェンジモデルで、筐体は同じながらCPUをCore2後期から初代Coreiシリーズにアップグレードしています。

前代のX61では12.1インチスクエア、後継のX220では12.5インチになっているので、12.1インチワイド搭載は意外とこの世代のみとなっています。

 

末尾の"s"が付くと何が変わるのかということですが、これはCPUが通常電圧版か低電圧版かの違いで、発熱量に合わせて筐体の設計も違いますし、X201sはフレームを省略した専用の高解像度液晶(1440x900)があり、s無しと比べて10%以上軽い事が特徴です。

X201ではCTOでも高解像度が選べなくてかなり批判がありましたね。(*´Д`)

ネット上では高解像度化に留まらずにX200 TabletのIPS液晶を移植したり自分好みに変えられている人たちもいましたが(笑)

 

デビューが2010年と、実に9年落ちとなってしまっていますが、この頃私はまだ学生をしていまして、すごく良いなと思いながらも買えずという日々で、憧れでしたね。

あ、でもX201はジャンクを持っていましたか・・・

更新: 2019/09/25
デザインと外観

野暮ったさの塊!? 本当のクラシックThinkPadになってしまいました

2009年頃にAtom搭載のネットブックがブームとなり、ThinkPadも路線変更を迫られた時期が2010年でした。カラーバリエーションやアイソレーションキーボードのあるX100eやEdgeシリーズが登場し、X,T,W,LのThinkPadはクラシックThinkPadとして区別されました。

X100eは私もレビューさせていただき、ネットブックみたいなものかなと思っていたらかなり完成度が高くて驚いたのを覚えています。
ここからThinkPadの変革が始まり今のモデルへ繋がっているのですが、X200シリーズは2008年頃の設計、ついこないだまでは"IBM ThinkPad"ロゴが残っていたという時期です。

7段キーボードは当然のことながら、タッチパッドも無く(X201からオプション選択)、そして今ではあり得ない液晶のラッチ機構、筐体にある突起・・・

 

 

今から見ると野暮ったいの一言ですが、私的にはイマドキなスマートなモデル達と比べるとこの無骨さがたまらなくもあります。
ぶっちゃけ2万円もあればX230のi3モデルも買えちゃうのですが、あえて選んだのはこのあたりによります(笑)

あと、メチャクチャキレイです。キーボードとパームレストが新品らしいですが、それ以外も必要以上にキレイで、X1 Carbon以上に気を使います?(笑)

更新: 2019/10/27
使用感

性能はさすがに古い、キーボードは流石

このX201sが現役のころに600X(PentiumⅢ 500MHz)を引っ張り出してきて使っていたくらいなので、初代Core i7ですが今でも全然使える性能です。

ただ、X1 Carbonを使った後だとやはりワンテンポの遅さは感じますね。

SSDが今安いので色々見てみたいなと思っているところです。(CrucialのSSDに換装)

 

キーボードのストロークは2.5㎜だったと思いますが、すごいショックに感じるほどこれが良いです。

X1 Carbonで1.8mm、X230で2.0mmというストロークなので、このタイプに触れるのは本当に久しぶりで、昔PS/55 note(4.0mm?)を触ったときの感動が時を経て再現された形ですね。

 

少しカシャカシャ音が気になりますが、たわまない剛性と強めに叩いても指に衝撃がこないしっとり具合がうまくバランスされています。先代のX61までは筐体幅にキーボードを合わせるため非等幅キーピッチでしたが、横長にシェイプされたことで19㎜等幅キーピッチになっていることも評価が高いです。

更新: 2019/10/27
拡張性

レガシーポートなのは仕方がない

今では見ることのないRJ-11(モデム)やエクスプレスカードを筆頭に一昔前のポート類が並ぶのは致し方無いところ。

Wi-FiのON/OFFスイッチがついているのも今に無いポイントですね。

記憶ではディスプレイポートがあったように思ったのですが、ついているのはウルトラベース側でしたね。

USB2.0は3つ、黄色のものはパワードUSBです。

 

最近はSSDがびっくりするくらい安いので、ひとまず安いものを調達。

昔は64GBで6,000円とかが安いレベルでしたもんね(*´Д`)

 

PCIe接続がメジャーな時代に250MB/sで頭打ちなSATA2なのでベンチマークは残念なことになりますが、やはりHDDと比べれば格段の速度向上になります。

 

値段を考えれば大満足ですね。

更新: 2019/10/27
総評

今でも全然アリ

9年落ちということでどんな使い勝手になるか想像つかなかったのですが、使ってみて安心、全然アリです。なにより、新品同然のボディはたまりません。

指が吸い付くような深いキーストロークは今では得られないものですし、適度なサイズ感でありながら比較的高精細な画面は非常に使い勝手が良いです。

確かに分厚さはあるのですが、これ以上薄くて得があるのか?ということも思います。

 

昔の血が騒いできてさっそくSSDにも交換しましたし、USキーボードも欲しいなと思ったこの頃でした。

  • 購入金額

    19,000円

  • 購入日

    2019年08月27日

  • 購入場所

    ヤフーオークション

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