"SONY VAIO type R master"かつてSONYが送り出していたデスクトップPCのフラッグシップモデル。
PC本体となるメインユニットと光学ドライブ類を搭載するアクセスユニットからなる非常にユニークな構成をしていました。
ユニークな構造だけでなく最大6機のHDDを搭載可能(しかも4つはツールフリーで交換可能)だったりカスタム構成ではCore2 Extremeを選択可能(!)であったりとフラッグシップの名に恥じない性能を誇っていました。
この洗練されたデザインにユニークな構成、そして妥協のない性能。まさにSONYらしさの象徴のようなPCです。
VAIO type R masterシリーズは最後のセパレート型のVAIOでもあります。
今回紹介するVGC-RM91S2は2007年に発売した第2世代モデルです。
この個体はジャンクで入手したものです。VAIOのジャンクは総じて値が高い印象ですが、この個体も例にもれずOS、HDDなし、起動OKで5000円(税抜)で販売されていました。
さすがに10年も前のPCにこれだけの金額を出すのは惜しいと考えていて後日同じ店に行ったところ1000円の札がついていました(ー_ー)!!
店員に頼んで動作確認をさせてもらった所すんなり起動し、BIOSが表示されました。
BIOS上で構成を確認したところ…
Core2 Duo E6600にメモリ4GB(!)そしてGPU(この時は不明)まで搭載していました。
はい。即お持ち帰りしました(;^ω^)
ただ、type R Masterの特徴であるアクセスユニットが欠品なのが惜しいです(´・ω・`)
(以前どこかのハー〇オフで見かけたような…)
試しに設置してみたのですが、大きいですね(;'∀')
並べて設置してあるMate(改)が小さく見えます。高さと奥行きともにATXマザーを搭載可能なAS Encloshure S1を超える大きさです。でも5インチベイを持たないおかげで若干スリムになっています。
それにしてもさすがVAIO、10年経っても全く古臭さを感じないデザインですね♪
動作させるためにメインPCからHDDをはく奪して搭載し、Windows10をインストールしてみました。
その時のWEIがこちらです。
しっかりと「VGC-RM91S2」と表示されていますね。搭載していたGPUはGeforce 7600GSでした。
まぁ…年季を感じますね( ̄▽ ̄)
せっかく動作する状態にしたのでついでにcinebenchも回してみました。
シングルスレッドは驚異の2桁!
ただ、マルチスレッドでは健闘していてターボブースト対応のCore i7 640m、2677mなどの旧モバイルi7やSandyBridge世代のG530とあまりスコアの差がありません。
ちなみにopenGLは起動不能でした/(^o^)\ナンテコッタイ
CPUに関してはFSB1066MHzまでなので選択肢が限られますが、純正オプションで選択が可能だったCore2 Extreme QX6700が搭載できます。シングルスレッド重視ならE7600も動作する…はずです。
ここまで来て「Mateのように魔改造しないのか?」と思うかもしれませんが、このVAIO…マザーがMicroBTX規格なんです。
このBTX規格も一応汎用規格なのですが、すぐに廃れてしまってPen4~Core2世代で消滅してしまいました。
しかもI/Fの位置がATXとは反対なので強引に搭載することも難しいです(´・ω・`)
改造できなくても一応動作品でCore2世代なので遊び用PCくらいにはできると思います。
何はともあれ念願のセパレート型VAIOが入手できたので大切にしたいです。
余談ですが、標準搭載されていた7600GS…なんとSONYのロゴが入っています。
ASUSのOEMですが地味にレアかも?
※GPUはメインPCにHD7750を搭載した関係で余っていたGT710に変更しました
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購入金額
1,080円
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購入日
2019年09月01日
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購入場所
ハードオフ
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