トップには240mmラジエーターが2基、空冷は高さ185mmまで搭載可能対応でかなり広めの空間があります。

トップとサイドにファン・ラジエーターを搭載するブラケットはファン2基分が2セット付属しており、トップとサイドでファンは計4基までです。
3.5インチベイは3つあるので少ない訳ではないですし、自分は1基分潰してLEDコントローラーのスペースにしています。
2.5インチベイは3つですが、カートリッジを用意できれば4つ目のスペースもあります。

ファンブラケットとSSDカートリッジはベースとなったCORE V21からも部品取りが可能かもしれませんね。

サイド、トップだけでなくボトムパネルも取り外せるので、3.5インチベイや電源ユニットへのアクセスはしやすいです。
ベースのCORE V21と同じく4面のパネルに互換性があるようなので、ボトムパネルをサイドにはめて90度横倒しでも設置できそうです。フロントパネルも回転できそうな気配はありますが、試していないので不明です。

マザーボードが水平なので、サイドパネルを外せばCPU補助電源やピンヘッダ周りの接続が容易なのは良いですね。

ただ、このケースはスペック上140mmファン2基を搭載できることにはなっていますが、フロントUSB3.0ケーブルをかなりきつく押し曲げないと搭載できなかったので、この辺りは無難に200mmファンを搭載したほうが良いかも。

4面がカラスということでPCケース本体より、まずCPUクーラーやグラフィックボードが目に入るデザインになっていると思います。

フロントもガラスなのでLEDファンが目立ちますが、フィルターに遮られ減光してしまうので、少し綺麗さが損なわれるかも。

なので標準搭載のフィルターを外して、内側に汎用品のフィルターを付けようかなと思案中。

LEDパーツを多く積んでいながら普段はあまり光らせなかったのですが、様々な角度からパーツを眺められるのは思った以上に楽しいので、無意味に光らせたくなったりしますね。

広大なスペースはLEDパーツを搭載したり、水冷にも適していると思いますし、上下左右のパネルを取り外せる作業性の良さは特筆できるものだと感じます。逆にスペースが無駄ではないかと思うかもしれませんが、リアに140mmファンを搭載可能だったりLEDパーツを多搭載してもケーブルマネジメントが破綻しない丁度良いバランスを突いていると思います。
マザーボードの水平搭載も大型グラフィックボードの重量対策になりますし、ベースモデルが2014年発売とは思えない、最新環境でも通用する、もとい最新環境でこそ使いたいPCケースだと感じました。