以前、容量単価1GB当たり10円を割ったということで紹介した128GBのmicroSDXCメモリーカードがありました。
この後もmicroSDXC/microSDHCのメモリーカードの平均価格は徐々に下がっていましたが、それでもこの価格を超えるものはなかなか出てきていませんでした。
ところが、先日秋葉原に買い出しに出向いたところ、この値段をあっさりと抜き去ったメモリーカードを見つけました。製品自体は前述のKingston Canvas Selectで全く同じものです。ただ、税込みの販売価格が999円と、3桁価格に突入していたのです。
きちんと日本語でサポート先を記載したシールが貼付されている、代理店経由の正規輸入品のようです。並行輸入品ではない、代理店経由のものがここまで安いことはなかなかありません。
必要があるかは別にして、きちんとSD-microSD変換アダプターも添付されているものです。
カードそのものは前回購入したものと特に違いは無いように見えます。
パッケージによると読み込み速度は80MB/sとなっています。ただ、書き込みについてはUHS Speed Class 1ということしか判らず、Video Speed ClassやApplication Performance Classの表記はありません。実使用時の性能については、次にベンチマークテストの実測値を掲載したいと思います。
安くても速度に手抜きは無い
全く同じ品を以前取り上げていますので、当然速度傾向も最初から把握しています。
ただ、一部メーカーでは全く同じ型番のSDHCメモリーカードを入手しても、購入時期によって性能が全く違っていたなどということもありましたので、改めて性能測定を行っておきます。
測定環境はASUS P6X58D-EのUSB3.0端子に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットです。テスト内容自体は以前のものと同様ですが、PCのOSがWindows 7からWindows 8.1に変わっていますので多少値の傾向が変化する可能性はあります。
前回の測定結果については、上に掲載している前回のレビューをご参照ください。
前回掲載の結果とほぼ同じ水準となりました。格安品とは思えない素晴らしい値を叩き出しています。
一般的に格安品のメモリーカードは書き込みの性能が読み出しと比べて極端に劣っていたり、ランダム性能が妙に低かったりという傾向が見られるものが多いのですが、このSDCS/128Gはいずれの項目も水準以上の性能でした。前回購入分も含めて、最安値クラスの製品でこれだけの性能というのは見事としか言い様がありません。
ある程度時期を開けて購入した2枚がほぼ同等の性能を発揮しているということで、品質の安定感も問題なさそうです。格安クラス一推しのメモリーカードと言って良いでしょう。
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購入金額
999円
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購入日
2020年01月18日
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購入場所
PC SHOP ARK
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