先日掲載したSSD、WesternDigital WD Black SN750 WDS500G3XHCのレビュー内で、SATA HDDの例として、比較対象に取り上げたのがこの製品でした。
実はこのHDDを買ったのは1年以上も前だったのですが、使いどころがなくずっと放置したままでした。よく考えると保証期間が過ぎてしまっていましたので、壊れていなくて良かったとしか言いようがありません。
購入当時は丁度この製品が潤沢に店頭に出回り始めていた頃で、当時オーディオ接続用のPCで使っていた、先代に当たるMD04ACA600と比較しようと思って購入してきたものです。
TOSHIBA MD05系は基板側のネジ穴が従来の一般的な配置と異なっているため、使う機器によっては4箇所で固定できないなどの問題が生じる場合があります。一般的なPCケースで側面から固定する分には問題ないと思いますが。
コンシューマー向けとしては優秀な速度
この製品のベンチマークテストの結果については、前述のWD Black SN750 WDS500G3XHCのレビューで記載していますので、そちらから改めて引用して掲載します。測定時に利用した本体は通常のレビューとは異なり、Core i7-6700+Supermicro C7Z270-CGの組み合わせとなるPCです。
Steamのフォルダ以外が存在しない状態で測定していますので、殆ど新品に近い状態の結果となります。
シーケンシャルでは240MB/s前後が安定して出ていますし、ランダムの値もまずまずというところです。比較的最近の7,200rpmモデルであるだけに、速度性能は充分なレベルに達しているといえます。
本来SSD向けのベンチマークテストですので、HDDではさすがにひどい値が出てしまいます。ただここで出ている数字単体をよく見てみると、シーケンシャルではCrystal Disk Markほどの値では無いものの、それ以外はHDDとしてなかなかの値が出ていると思います。
ATTO Disk Benchmarkでは4KB以上のデータサイズでほぼ安定した値を記録していて、コンスタントに230MB/sを上回ってきています。
今となってはHDDの用途はデータ保管領域がメインとなりつつありますし、実用上このくらいの速度が出ていれば満足度は充分高いのではないかと思います。
私がこの製品を買ったのは2018年3月なのですが、その当時としては6TB HDD全体を見回しても格安という価格帯の製品でした。それでいて性能面ではなかなか優秀という水準を保っていて、コストパフォーマンスの高いHDDだったといえるでしょう。
現時点では流通在庫もほぼ尽きてしまっているようですが、もう1台買っておいても良かったかなと思わされます。
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購入金額
14,040円
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購入日
2018年03月24日
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購入場所
ドスパラ
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