秋葉原に出向いた際に、Windowsのインストールメディア作成用のUSBメモリーを買おうと思い、USB3.0対応ながら価格の安さが目に付いた、こちらのUSBメモリーを調達してきました。
三菱ケミカルメディアのブランド「Verbatim」(バーベイタム)から発売されている製品であり、アイ・オー・データ機器が代理店として取り扱う形となります。昔からPCを使っている方は「化成バーベイタム」というブランド名のフロッピーディスクを使われたことがあるかも知れませんが、元々は米国のバーベイタム社と日本の三菱化成(現在の三菱ケミカルメディアの前身企業)の合弁企業として設立されたのが化成バーベイタムで、その後米国バーベイタムが三菱化成に買収される形で経営統合されたという経緯があります。
一時期はこのメーカーの製品は三菱のブランド名で売られていたのですが、ここ最近は再度バーベイタムのブランドが積極的に使われるようになっています。なお、実は2017年末頃からはビクターのブランド名が付いた光学メディアも、この三菱ケミカルメディアが製造しています。
スライド式のキャップレスタイプであり、デザインは極めてシンプルなものです。スライドレバー部に「Verbatim」の刻印がある以外は、デザイン上の特徴は全くといって良いほど何も無いシンプルさです。
書き込みの遅さは顕著
それではいつも通りCrystal Disk Mark 2種類の結果を掲載しておきましょう。測定したPCは、Core i7-970を搭載したASUS P6X58D-Eで、このマザーボードのUSB3.0端子に接続しています。
読み出しは予想以上に優秀でした。シーケンシャルで130MB/s、ランダム4Kでも10MB/s程度の値を記録していますので、読み出しに関して不満は殆ど無い性能は出ているとみて良いでしょう。
問題は書き込みの方で、測定法によってバラツキはありますが、シーケンシャルの最高でも40MB/s程度で通常は25MB/s程度となってしまいます。
ランダムの値はよりひどく、久しぶりに0.1MB/sを割り込む値を記録したUSBメモリーを使いました。一度書き込んだら後は殆ど読み出しという用途で使うには悪くはなさそうですが、頻繁に細かいデータを大量に書き込むような用途には全くお薦めできません。
今回は前述の通りWindowsのインストールメディア作成用として購入していますので、取り敢えずは何とかなるかなとは思う性能です。とはいえ、シーケンシャルライトについてもベンチマークテストでは25MB/sを何とかキープしているのですが、実は本当にGB単位の書き込みをしてみるとせいぜい12~3MB/sが実効値であり、体感上は書き込みに限り想像以上に遅いと感じることが多そうです。
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購入金額
538円
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購入日
2019年06月23日
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購入場所
ツクモ 秋葉原12号店
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