従来機ET16のコンパクト版
机に置いた書籍を上からカメラで撮る、書画カメラタイプのドキュメントスキャナーです。CZUR社では既にET16という同種のスキャナーを発売しており、国内販売をする代理店からアマゾン等で購入出来ます。
A3までの画像のスキャンが出来ます。
スキャン前にレーザー光線で本の開き具合やページカーブを判定し、スキャン後に平面に加工処理します。OCR機能もあり、pdf,word,Exelファイルを出力可能です。
本体の他、スキャン範囲を示すマット、フットペダル、抑えた指を消去加工するための指サックなどが付属します。
AuraはET16の姉妹機であり、以下の点が異なります。
- 使用カメラの画素数が1600万から1400万に
- 書画カメラ機能なし
- 少しコンパクト
- 未使用時に折り畳める
- バッテリー付属タイプあり
- 未使用時デスクライトになる。スマホのアプリで明るさ調整が可能
用途によっては指を映さずにページ抑えするためのアクリル板など準備するとよいです。
指で抑えてスキャンしましょう
本を開いた状態にしてマウスか付属のフットペダルでスキャン。この繰り返しです。本を開いたままにするために指で抑えるか、透明アクリル板で押し付けるかします
抑えてる指が映ってもいい、文字が読めればいいレベルだとさくさくスキャン出来ますが、品質にこだわりだすといろいろ手間が発生します。
アクリル板で抑える場合は照明が映りこまないようにしなくちゃいけないし、押し付け圧を調整して紙面をそこそこ平たくしないと文字が伸びたりするしetc…
※10/30修正
takuroさんのコメントで、ソフトのアップデートに気付きました。9月リリースのVer.2.2ソフトウェアから、指サックを使わないときに指を消すモードが追加されています
これを使うと指の映り込みを気にする必要がないのでさくさくスキャンが加速します。アクリル版で抑えながらスキャンは、ページのふちに余白が無い場合や紙質で指が消せない場合に限定しそうです
tips
- 最初にスキャンする本が右開きか左開きか確認しましょう!途中で気付くとがっくりきます。初期設定では横書き用の左開きになっています。次からは前回の設定を覚えています
- 見開きスキャンには指サックまたは指の自動消去機能があります。多くの場合指を使っても自動消去がうまくいくので、設定を変更して試してみてください。スキャン画面の右側、「湾曲した本」の横のメニュークリックで設定ダイアログが表示されます
- 紙面にかかった指や指サックは自動消去機能でいい感じに見えなくなりますが、指の近くの文字も消えてしまう場合があります。少し距離をとりましょう
- ふちが黒いページはトリミングされます。ひとまわり大きい白紙をページの裏に挟むと正しく認識されます
- 本のノド(綴じている部分)を判定できないとページが大きく歪みます。レーザー線3本が書面上を走るようにし、指でラインを中断しないようにします。湾曲しておらずフラットでノドが目立たない場合は編集モードに戻り補正設定機能で修正できます
- カラーページが短冊状に認識される場合、色の変化部分をページの端と誤認識している場合があります。編集モードに戻り補正設定でページカーブを手動で修正できます
- ページが山なりすぎたりすると、本のノドの部分の文字が横長になったりします。OCRの通りも悪くなります。スキャンソフトを終了させた後からの補正は無理なので、スキャン後にページチェックしましょう
さくさくスキャンが正解
今のところ小説の文庫本や単行本を2、3冊スキャンした程度なのでもう少し練習が必要です。市販の電子書籍並みの品質を狙うと消耗します。非破壊型で原本は手元にあるんだし、指が映ってもいいか、と割り切るべきかもしれません
購入時はアクリル板で紙面を抑え、フラットベッドスキャナーのような仕上がりを目指しましたが方向性が違っていたようです。非破壊のメリットを活かしてさくさくスキャンがこの機種にふさわしい使い方です
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購入金額
25,000円
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購入日
2019年05月30日
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購入場所
Indiegogo
takuroさん
2019/10/25
hoshina33さん
2019/10/30