#919
※ 2019年5月9日、NUCのWindowsアップグレードのついでに、以前アップし忘れたこのSSDのレビューを、今更ながら公開した。
今回の製品はインテル® Solid-State Drive 535 シリーズ のM.2 SSD SSDSCKJW240H601(240 GB、M.2 80 mm SATA 6 Gb/s、16 nm、MLC)である。自分としては初めてのM.2対応のSSDであり、新鮮な気持ちが強い。
インテル(R) NUC キット NUC5i7RYHのシステムドライブとして使っている。
コンパクトなSATA対応SSD
写真のようにバルク品である。
2.5インチのSATA対応SSDに比べればかなりコンパクトなので、NUCのようなコンパクトPCに使えるメリットがある。
インテール社の製品ページによれば、
順次読み出し(最大) 540 MB/s
順次書き込み(最大) 490 MB/s
となっている。
このコンパクトさで2.5インチのSSDに遜色のない性能が得られるのがうれしい。
仕様通りのパフォーマンスが得られない?
■読み書き速度
Crystal Disk Markによる1GBのベンチスコア
この構成では仕様通りのパフォーマンスが得られていない。ファームウエアの更新で向上されることを期待したい。
Windows 10 Pro 64 bitにアップグレードした後、最新のCrystal Disk Markで改めてテストしたところ、
Crystal Disk Markによる100MBのベンチスコア
Crystal Disk Markによる1GBのベンチスコア
のような結果が得られて、順次読み出し速度だけが前のスコアより上がり、仕様同等だが、他の項目はみんな低下した結果となった。特に順次書き込み速度は仕様の半分をも下回っている。Intel Solid State Drive Toolboxという専用ソフトを使って、SSDのファームウエアを最新バージョンにしたうえ、最適化を行っても変わらなかった。
ちなみに、下図のように、インテル® ドライバー & サポート・アシスタントを使って、システム状態を最新にしている。
■Windows起動時間
新規インストールしたばかりのWindows 10 Pro 64 bit、各種ドライバが最新状態で起動時間を測ったところ、
のように、電源オンからデスクトップ画面までは7秒しかかからないという結果が得られた。
高負荷使用では冷却が必要
PCMARK 8をダウンロードしつつ、3DMARKをNASにコピーしていると、SSDの温度が56℃にまで上昇した。発熱は思ったより多いのと、冷却も足りないのが原因だと考えられる。必要に応じて何らかの対策を講じたい。
また、前述のように、仕様通りのパフォーマンスが得られないのも、発熱のため,コントローラが自動的にパフォーマンスを抑えている可能性がある。
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購入金額
0円
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購入日
2015年08月08日
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購入場所
Zigsow
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