以前劇場へ足を運んで観た映画ですが、何となくBlu-rayでも買ってしまいました。
英国を代表する存在だったロックバンド、クイーンの中心人物であり、1991年に45歳の若さで無くなったフレディ・マーキュリーの生涯を描いた作品となっています。昨年から今年にかけて爆発的なヒットを記録しましたので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょうし、そうでなくても噂程度は聞いているという方が多いのではないかと思います。
映画としてはどちらかというとストーリー展開重視であり、史実とは異なる部分が随所にあるということで、当初は評論家や熱心なクイーンのファンからは内容に批判が集まった作品でもあります。
以前の日記でも書きましたが、ストーリーとしては確かにご都合主義的な描写もあり、ドラマチックかつ綺麗にまとめることを重視している感があり、内容そのものをそこまで楽しめる映画ではありません。しかし、主演のラミ・マレックをはじめ本物のクイーンのメンバーがそこにいると思わせるほどの動きの忠実さなどは素晴らしく、予算や時間をそこまでかけることがまず無い日本映画では到底出来ないレベルだろうと思わせる凄さはあります。
そして当然のことながら音楽としてはクイーンの名曲の数々が随所にちりばめられていて、画面の観ないで音だけを聴いて流れる曲を楽しむということも出来る映画です。
劇場で観たとはいえ、熱心なファンのように何度も通ったというわけでは無く、色々細かい部分を見返してみたいと思い、今回Blu-rayを購入しました。なお、本作のパッケージは
・UHD-BD+Blu-ray
・Blu-ray+DVD
・DVDのみ
という展開であり、Blu-rayが欲しい場合にはUHD-BDまたはDVDとの抱き合わせ販売となってしまいます。この辺りは「どうせある程度は売れるだろうから稼いでやろう」というセコさを感じる部分です…。
ストーリーを真に受けずに楽しめれば
それでは現物を見てみましょう。今回はAmazonで限定パッケージを購入していますので、通常の店頭販売分よりはおまけが多く付いてきています。
届いた箱を開けてみると、このような状態で収納されていました。
これが内容物です。通常のBlu-ray+DVDパッケージの他、Amazon限定の特典映像ディスク、オリジナルTシャツが同梱されています。
まずはこちらがAmazon限定の特典映像ディスクです。中身は今のところ観ていませんが、観た後もネタバレを避けるためこれについては言及しないつもりです。
こちらが本編が収録されたパッケージです。このパッケージ自体は通常の店頭販売分と全く同じものの筈です。
中から特典のポストカードが出てきましたが、個人的にはこれをどうしろというのかと悩みます。確かに初期のクイーンは特に日本ではアイドル的な人気を博していましたが…。
パッケージの中身です。左側はDVD、右側はBlu-rayとなります。本編自体は同内容ですが、Blu-rayのみ特典映像集が含まれています。
私はホームシアター環境は持っていませんので、通常のTV(SHARP LC-37GX50)とPlayStation4で、7.1chのDTS-HDトラックを2chで再生しましたが、さすがに映画館のような迫力や音圧こそ感じられないものの、普段通常の音楽ソフトを観ているときと同様の感覚で音楽を楽しむことは出来ました。映画を楽しむために不足ない程度の音質や画質は保たれていると評して良いでしょう。
この作品は環境さえあれば、UHD-BD+DOLBY Atomos対応環境で再生することで素晴らしい品位の音質を得られるという話はあるのですが、そのような環境を自宅に用意できて、それを大音量で再生することが出来るのは本当にごく僅かの限られた人達だけでしょう。普通はせいぜいBlu-rayとシアターバー程度ではないかと思います。
その点、通常のBlu-rayをPlayStation4で再生するという庶民的な環境でもそこそこ楽しめたという結果は収穫といって良いでしょう。良い環境をお持ちであればそれを活かすべきですし、そうで無ければ程々に楽しむべきであり、本作はメディア選択によってどの手段でもそれなりに楽しめる辺りは評価できると思います。
それにしても、先日掲載したサントラLPが5千円超え、映画本編のBlu-ray+DVDセットで4千円割れという部分に不条理なものを感じてしまうのは私だけでしょうか…。
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購入金額
3,807円
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購入日
2019年06月02日
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購入場所
Amazon
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