昨年末の格安セール品で買っておいたのですが、同時に買ったSUPERTALENT製のものだけを取り上げて、こちらの掲載を忘れていましたので改めて紹介しておきたいと思います。
ESSENCORE製のUSB3.0対応メモリー、Klevv NEO C30です。
ESSENCOREは韓国SKグループ傘下の半導体ディストリビューターということで、DRAMやフラッシュメモリー製造大手のSK Hynixとグループ企業という存在です。もっとも、だからといって必ずしもESSENCOREの製品にSK Hynixのメモリーチップが搭載されているとは限らないようですが。それでもグループ企業が強い分野であれば、安く優先的に供給される分有利な立場で製品に利用できる立場であることは間違いないでしょう。
そんなブランドが発売しているUSBメモリーということで、最安値クラスでどのような製品に仕上がっているのか興味があり買ってみることにしたのです。
「Klevv」の名称が付いているフラッシュメモリー製品は、概ねこの系統のパッケージデザインとなっているようです。以前取り上げたあまりに安すぎるmicroSDHCメモリーなども、デザインの系統はほぼ同じでした。
中身のUSBメモリーは実にシンプルな素っ気ないデザインです。道具として使えれば良いという割り切りなのかも知れませんが…。
予想以上に死角のない性能
それではいつも通りのベンチマークテストを実施してみましょう。ASUS P6X58D-EのUSB3.0端子に接続して計測しています。
テストの実行中に表示される計測値に割合大きめのばらつきが発生する辺りは少々気になりますが、結果的に表示された値は実に優秀です。
パッケージには最大110MB/sと記載されていますが、シーケンシャルリードで大体それに近い値はきちんと出ています。
格安品が苦手とすることが多い書き込みも特に悪くは無く、シーケンシャルでは安定して90MB/sを超えていますので、速度性能を売りにしている製品と比較しても特に見劣りが無いほどです。
ランダム4Kはさすがに高速型の製品よりは落ちますが、リード・ライト共に格安品としての水準は上回ってきていて、体感速度上も概ねどのような使い方でも不満が出ない程度の速度は保っているといえます。
同時購入品のSUPERTALENT製品と比べても、読み出しは割合近い水準ではありますが、書き込みではこちらの方が大幅に上回っていて、速度性能であれば明らかにこちらを選ぶべきというほどの差がついています。決してSUPERTALENTの方もクラスを考えれば低い性能ではないのですが…。
信頼性や耐久性についてはしばらく使ってみないと結論は出ないと思いますが、速度においては64GBで1,000円前後の製品としては素晴らしいとしか言い様がないほどの実力です。間違いなくお買い得といえるでしょう。
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購入金額
980円
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購入日
2018年12月30日
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購入場所
NTT-Xストア
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