関東地方の平野部では、今年の冬は記録的なほど雨が降らず、空気が異様に乾燥した状態が続いています。
数年前に実は喘息だということが判明していた私ですが、今まで多少咳がひどくなることがある程度で、それほど苦しんだことはありませんでした。
ところが、この異常に乾燥した空気が災いしたのか、先週末辺りから主に明け方に喘息の発作が起こるようになってしまいました。3日連続で午前5時前後に呼吸困難になるほど咳き込んでしまい、3日目には手元にペットボトルの水を用意しておいて、発作が起きたときにそれで喉を湿らせて辛うじて凌ぎました。
しかし、毎日こんな状態ではさすがに体力的にも厳しくなってしまいますので、何らかの対応は必要だと思っていました。当然吸入薬などは使うようにしていますが…。
そこでふと目にとまったのが、Amazonでタイムセールとなっていた加湿器でした。昔ながらのスチーム式では使い勝手に難がありますが、ここに出ていたのは気化式かつパーソナルタイプという、私が使うには実に手頃なものだったのです。最悪の時には本当に命の危険を感じるほどでしたので、この程度の出費で何とかなるのならと思い、即注文したのです。
使い方としては至ってシンプルな機械ですので、箱の中身は本体と取扱説明書1冊だけでした。まあ、本体を見れば、使うために何が必要かは説明書無しでも容易に理解できる程度のものですからね。
夜使うには動作音が大きいが、効果はありそう
機能を理解するには、操作パネルを眺めれば充分です。
操作パネルのボタンは次のものだけです。
・運転 入/切:文字通り動作のON/OFFスイッチです
・運転切換:静音/強/おまかせを選択できますが、静音以外では結構動作音が耳に付きます
・プラズマクラスター 入/切:プラズマクラスターのON/OFFです
・切タイマー:所謂オフタイマーです。2時間後または4時間後が設定できます
・リセット:フィルター清掃等のメンテナンス実行後に、警告サインを消すために使います
私の使い方についてですが、前述の通り「うるおい自動」では寝るときに使うには動作音が大きすぎるため、常に「静音」で動作させています。また、多少は風邪予防等に役立つ可能性がありますので、プラズマクラスターも常時有効としています。
パーソナルタイプというだけあり、そこそこコンパクトにまとまっていますので、私のように居住空間が狭い人間には丁度良いサイズ感です。一晩動かしていると、満タンにしておいた水も8割方無くなってしまいますので、そこそこ湿気を発生しているのは間違いないでしょう。
ちなみに本機は温度・湿度それぞれのセンサーを搭載していて、気温に合わせて湿度を55%~65%に保つよう制御されているそうです。加湿しすぎることが無いという安心感もメリットでしょう。私の場合、自分の部屋にカメラやレンズを置いていて、防湿庫などもありませんので、加湿しすぎには警戒する必要があるのです。
スチーム型であれば加熱した水蒸気を放出するため、加湿器の吹き出し口を触ったりすると火傷の危険性がありますが、この製品は気化式であり、周囲がむしろ冷えます。本音からいえば夜中の寒さがより悪化するわけですが、近くに物を置いてあっても危険性が無いというのは有難いところです。
もう一つありがたい点としては、定格消費電力が9Wで収まっているという点です。スチーム式は電熱器ですので、かなり電力消費量が激しいのですが、この程度であれば一晩中使っていても電力消費の心配はさほどありません。
さて、この加湿器を導入してからはまだ3日目ですが、使い始めてから今のところ喘息の発作は起きていません。相変わらず雨が降ったりはしていませんので、頻度を増やした吸入薬の効果なのか、この加湿器の効果なのか、あるいはそれらの相乗効果なのかは判断できませんが、ある程度の意味はあったのでは無いかと思っています。
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購入金額
9,480円
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購入日
2019年01月28日
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購入場所
Amazon
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