AMDからAGESA(UEFIの基本部分)が更新され、1006ベースになりました。
これにより、B350以上でUEFIベースでのオーバークロックが可能に。
MSI B350M BAZOOKA を使用し、実際にオーバークロックしてみました。
私の個体は3.2Ghz→3.85GHz@1.40Vまで上げられました。
このクロックまで上げますと、Intel Pentium G5400定格を超える性能を発揮します。
(CINEBENCH シングル:152 マルチ:417)
なお、この性能はAMDのPhenomII x6 1090の定格スコアと競合する程度に早いです。
但し、オーバークロックの結果として相応に発熱するようになります。
付属のファンでは熱が捌ききれないでしょう。
(サイズのサムライZで冷却し、GPUもUEFIから切ってるのに負荷時62度まで上昇を確認)
このくらいのCPU性能が発揮できますと、
外付けGPU(Geforce 1050TiやRadeon Rx570等)でフルHDでFPS50程度、
設定を多少落とすことで60Hzを安定して出せます。
PUBGやデッドバイデイライト、フォートナイト等現行のゲームが楽しめます。
購入費用も、7000円程度な為、初めてのゲーミングPCにうってつけです。
ただし、ryzenと比べ各種駆動に制限がある為、留意が必要です。
具体的には、
・メモリの動作クロックはDDR4-2666が最大
・GPUのクロックは固定。オーバークロック不能
・PCIExpress3.0 x16スロットがx4で動作
・内蔵GPU使用時マザーのDVI-D使用不能(HDMIからの変換でDVI-Dモニタの使用は可能)
・NvMeがx2動作(3900MB/Sec)
が制限となります。
しかし、実際のCPUパフォーマンスから言うと、実働に影響がほとんどない、と言えます。
SSDは現状x2の帯域で十分です.
(現在購入可能な大半の製品の最高速度は3000Mb/Sec程度迄です。)
VGAはRadeon RX590以下で使用が想定され、その範囲では
x4の帯域で十分賄えます。
投入価格と得られるベネフィットの比がかなり高く、お勧めのローエンドCPUとなります。
省電力CPUの皮を被った格安ゲーミングCPU
古めの環境のアップグレードの踏み台に最適
始めてのゲーミングパソコンとして最適
CPUアップグレード後、内蔵GPUを活用し低消費電力でお手軽なサブマシンに再利用できる。
いくつか制限はあるが、元がオーバースペックだったことを考慮するとぎりぎり間に合う程度の制限。
ローエンドながら最低限の使用に耐える性能を引き出す
実売7000円、オーバークロックを実現したため、性能競合のPentium G5400を超えるコスパ。
いじってて楽しいAPU!
予算に制限がある状況で最大の効果を引き出す良い製品。
オーバークロックの設定を煮詰めるのもあり、焼けてもまた買えばいいや!の気楽さ。
GPUはインテルのそれと同じ立ち位置だけど、実スペックでは圧勝してる。
CPUを取り換えた後にNAS用CPUに使いまわしができるのもおいしい。
私個人は大満足ですが・・・
絶対性能はローエンドな為過度な期待は禁物。
しかし、5年超の古いPCの置き換えには十分。
下層製品的劣化を感じさせない使用感。
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購入金額
7,000円
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購入日
2018年12月07日
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購入場所
秋葉原 パソコンショップARK
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