所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。最近CDが売れない。楽曲のダウンロード販売が幅を利かせ、物理CDを購入する層が減ったのがその原因とか。ダウンロード販売は、場所を取らないうえに、円盤の物理フォーマットに縛られない利点があり、次々と上位のフォーマットが登場するハイレゾファイルにも対応が容易と良いこともあります。しかし、切り売りでない一枚のディスクで語る、というアーティスト側の想いが上手く届かないことでもあります。これを打開するため?物理CDの販売をAmazon一社に絞って在庫調整を容易にした作品をご紹介します。
そして「芋づる式洲崎綾 Part6」。Webラジオのキャラクターの面白さと天使の歌声のギャップ萌えですっかりファンになった洲崎綾(あやちゃん/ぺっちゃん/あやっぺ)関連。12月といえばあやちゃんのバースデイということで、それに向けてこの1年で増えてきた彼女の参加した作品や楽曲、Webラジオのイベントやそれらの関連商品まで、幅広く芋づる式にご紹介するシリーズレビューの6回目でもある。
「ひもてはうす」は2018年11月現在まだ絶賛?放送中のアニメ。紐手(ひもて)姉妹の三女(紐手こころ、CV明坂聡美)の友人、本郷たえ(CV洲崎綾)が紐手家(通称ひもてはうす)に同居することになる。そこで、なぜか外国のことわざに詳しい長女紐手ときよ(CV水原薫)、猫かぶりの次女紐手きなみ(CV三森すずこ)と同居人新井みなも(CV上坂すみれ)に、たえとこころを加えたモテない女子5人がモテるためには?という活動をしているのだが、なんかズレてる...という話。実は5人とも異能の持ち主という設定。分身能力を持つたえ、読心能力があるこころ、エネルギー波を打てるきなみに、時間が停められるときよ、みなもは他人の能力をコピーできるという設定。これに人語を話す飼い猫のえにし(CV西明日香)が絡んで物語が進むという、まぁ、ナンセンスギャグたっぷりのショートアニメ。
さらに30分番組なのに、いわゆるBパートは本編とは別の「パジャマパーティーパート」というアドリブパート。あやちゃん+あっちゃん=「洲崎西」に、ノリの良いあけちゃん、サブカル好きのすみぺに元ハガキ職人らしいかおるんということで、カオスなノリが面白く、こっちの方がむしろメイン??な盛り上がりを見せる謎番組。
仕掛けたのはダテコー監督こと、石ダテコー太郎。声優陣は、彼がかつて手掛けた「てさぐれ!部活もの」系のメンバーで固められている(あやちゃんだけがてさぐれ本編に出演していないが、「てさぐれ!部活もの あんこーる」の円盤特典でラジオ「西洲崎」を収録した時にかかわりがある)。
とにかく今までにない取り組みがされた番組で、プレスコ方式(声優の演技を先に録り、それに合わせて後から絵を付ける方法。アフレコの逆)ならではの試みとしてTV番組放送開始前にWebラジオで収録済みの音声を流したり、制作資金をアニメや楽曲制作ではまれな投資型のクラウドファンディングで得たりした(通常こういった分野のものは、完成品やアーティストからのメッセージといった「モノ」で返す非投資型のものがほとんどだが、ひもてはうすは成功時には金銭でバックするタイプ。年利換算で7.999%(税引き後6.367%)が目標)。
関連楽曲の売り方も独特で、Amazonと独占契約。ダウンロード販売もされるが、物理円盤の方にはイベントの先行抽選申込権がつく形が多い。しかし、販売開始時点ではだれが参加する何のイベントかも不明というwwwwww
そんなイロイロチャレンジングな番組のオープニングとエンディングが本作。物理CDが好きなcybercatは当然そちらで購入。
まずオープニングの「モテたいのー」は♪あなただけに気づいてほしいのー/もっと構ってほしいのー/こんな力を身につけても/どんなに頑張ってたって/恋の役には立たないのー/Ah♪と、モテない女子の悲哀?を歌うが、ま、♪時間止めても(老けちゃう)/エネルギー波も(髪ボサボサ)/人の心を(読めても)♪なんて、異能を持ってりゃ、さもありなん...♪無用の長物ってやつね♪曲としては生ギターが目立つ曲だが、リズム楽器も結構通して入っていて(Finによるベース以外はHajimeによる打ち込みだが)、サビのところはわりに激しめのバック。
コミカルでポップだったオープニングに対して、エンディングの「おうちに帰ろう」はムダに?いい曲。こちらも生ギター中心の曲なのだが、つま弾かれる感じで弾き語り風に切々と..という雰囲気。こちらの曲も、全員歌唱なのだが、各人のソロパートが結構長く、個性が出ている。あやちゃんは歌いだしの部分や、ブリッジからの復帰でバックが消えた部分など、ものすごく目立つパートを任されていてさすが主人公扱い??(このアニメ、基本総ツッコミ役の掛け合い漫才なので、だれが主役かよくわからんが)曲は、Jiroのエモーショナルなギタープレイで、とても癒される楽曲。現在cybercatの通勤時(帰り)に最も多用される楽曲⇒「行き」用楽曲(↓)
動画サイトの隆盛で、昔ながらの売り方が難しくなってきているアニメ業界。そんな時代を生き抜くために、ダテコー監督が仕掛けたコンテンツを売るためのいろいろな奇抜な試みがされている番組の楽曲ながら、なかみはとても「素直な」作品です。
初回盤はイベント申込用シリアル添付の他に、描き下ろし三つ折りジャケット仕様
つかれた心に、ドーゾ。
【収録曲】
1. モテたいのー
2. おうちに帰ろう
3. モテたいのー(カラオケ)
4. おうちに帰ろう(カラオケ)
ひもてはうすop「モテたいのー」
曲「は」癒しです。
アニメ自体は場外乱闘のアドリブパートがむしろ面白いナンセンス作品だが、歌はどちらもムダに?いいんだよなー...
ソロ曲ではないが、パートの割り当てが良い
特に「おうちに帰ろう」は、歌い出しやブリッジ明けなど重要パートを任されている。
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購入金額
1,404円
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購入日
2018年10月04日
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購入場所
Amazon
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